前節の鹿島戦は先手をとりながらもセットプレーで3失点するなどして、1-4で完敗を喫したが、この敗戦がチームへの刺激となり、その後のJ1では1勝2分と負け知らずの戦いが続いている。
直近のJ1第8節では、アウェイで清水に先制されるも、後半アディショナルタイムに小野瀬 康介が起死回生の同点ゴールをゲット。2試合連続でアウェイ戦をドローに持ち込むしぶとさを見せているが、片野坂 知宏監督も「フレッシュなメンバーに賭けて、なんとか勝点1をもぎ取ってくれたゲームだった」と途中出場のレアンドロ ペレイラや山本 悠樹らが活性化した攻撃への手ごたえを口にした。
「中2日でルヴァンカップのホーム・大分戦、そしてリーグ戦の湘南戦とまた連戦で厳しい試合になるが、全員でしっかり準備して良いゲームをできるように、トライしていきたい」と、片野坂監督は中2日で行われる今節に向けて総力戦で挑む覚悟を定めているが、グループステージの折り返し地点となるこの一戦は文字どおり、背水の陣で挑む戦いになる。
現在の勝点は『1』。引き分け以下に終わった場合、勝点4で2位の鹿島が勝利すれば、一気に厳しい立場に追い込まれることになる。
週末にはリーグ戦で最下位にあえぐ湘南との戦いが待つが、まずは大分との戦いに集中するのみだ。公式戦3連戦目となった清水戦ではややチームに疲労感が見られ、本来目指す縦への推進力を発揮し切れなかったG大阪。片野坂監督も連戦中のメンバー選考は自身にとっても課題と認めており、フレッシュな顔ぶれを大分相手に送り出すはずだ。
調子を徐々に上げ始めているレアンドロ ペレイラや、清水戦で初めてメンバー入りした韓国代表CBのクォン ギョンウォンに出場機会が巡ってくる可能性もありそうだ。
一方、2分1敗で勝点2の大分にとっても、リーグ戦との並行日程で難しいメンバー構成を強いられそうだ。直近のJ2第9節は徳島に1-0で勝ち切り、今季初のクリーンシートを達成。決勝ゴールを挙げた長沢 駿は、ホームで行われたルヴァンカップAグループ第2節・G大阪戦で2得点を叩き出すなど勝負強さを見せている。パナソニック スタジアム 吹田のピッチにも立てば、古巣相手にその力を見せてくるはずだ。
今季すべての公式戦でゴールを奪っているG大阪か、今季初のクリーンシートを達成した大分か――。グループステージ突破に向けて、互いに勝点3を取りにいく。
[ 文:下薗 昌記 ]
