両チームは第2節で対戦。鹿島のホームで行われたこの試合は12分、山中 亮輔のパスを受けた北野 颯太が巧みなトラップから反転し、鋭く右足を振り抜きゴール。17歳のプロ初ゴールでC大阪が先制すると、後半は鹿島の猛攻を耐え抜き、クリーンシートを達成。敵地でC大阪が1-0で勝利した。
両者の直近の明治安田J1の結果も見ておくと、神戸とのアウェイ戦に臨んだC大阪は、前半に加藤 陸次樹のリーグ戦今季初ゴールで先制。後半は神戸にボールこそ持たれたが、プレスの位置を落としてブロックを形成。相手の攻撃をはね返して1-0で勝利した。J1第6節では王者・川崎Fのリーグ戦ホーム無敗記録も止めるなど、チーム力は確実に高まっている。一方の鹿島は、ホームに横浜FMを迎えた。前半のチャンスを生かせずにいると、動きの落ちた終盤に3失点。よもやの大敗を喫した。もっとも、それまではリーグ戦5連勝と快進撃を見せており、開幕ダッシュに成功したチームと言える。
直近のリーグ戦こそ対照的な結果に終わったが、好調なチーム同士の一戦ということで、白熱した展開が期待される。ポイントの1つは、リーグ戦から中2日という日程。ともに先発を固定してリーグ3連戦を戦い抜いただけに、今回のルヴァンカップでは先発を大きく入れ替えることが予想される。チームの総合力、戦術の浸透度が問われる一戦になりそうだ。
もっとも、C大阪のカップ戦過去3試合はリーグ戦から大きくメンバーを替えて戦っており、出場のチャンスをいまかいまかと待っている選手は多い。毎試合のようにヒーローも誕生しているだけに、今節もチームを勝たせる選手の出現に期待したい。その一番手が、ジェアン パトリッキ。J1第6節の川崎F戦でJ1デビューを飾ったブラジル国籍のアタッカーは、その試合以降もリーグ戦2試合連続で途中出場。持ち前のスピードと突破力でチャンスも作っていて、この試合で加入後初ゴールを目指す。一方、鹿島の注目は荒木 遼太郎か。リーグ戦での出場につなげていくためにも、カップ戦でのアピールが求められる。
両チームは今月末にも今節と同じヨドコウ桜スタジアムでリーグ戦での対戦が控えている。リーグ戦でも上位につけている両チームにとって、大一番となりそうな試合だけに、その前哨戦ともなる今節。互いの指揮官の出方、試合の運び方にも注目したい。
[ 文:小田 尚史 ]


