Jリーグ百年構想
4.ホスピタリティー
最近のスタジアムには「ともに食べる」ことを楽しむ社交ラウンジが増えている。タインキャッスルスタジアムには、VIP、スポンサーを招待するVIPラウンジのほか、スポンサーが顧客を招待したり、特別な日を過ごしたい人のために「ホスピタリティー・パッケージ」として販売されているビジネスラウンジがある。
試合開始2 時間前から円形テーブルに着席スタイルで食事が供され、中央ステージのMCによる演出を楽しむ。テーブルごとに招待客が紹介された後、往年の名選手の登場に場内は沸いた。試合に出場しない現役選手がテーブルを回り、ファンサービスに余念がない。試合後には、ティーサービスを楽しみ、試合で活躍した選手たちも加わり、招待客はインタビューや記念写真に満足して1時間後にお開きとなる。
ベルンには、チャンピオンズラウンジの壁に「名刺ボックス」が用意される。クラブのスポンサー同士という関係を生かしたビジネスマッチングに有効。年間契約した企業は、独自の室内インテリアを施した10人前後収容の個室スカイボックスを、試合のない日も商談や会合に自由に利用できる。
マクデブルクには、一般客向けのラウンジもある。メインスタンドの観戦チケット、ビュッフェ形式の食事とティーサービスが付き、日本円で一人約1万4000円。ラウンジ運営には、充実したケータリング設備とサービスが前提である。
ラウンジの円形テーブルに集い、キックオフ前の時間を楽しむ(エジンバラ)
ゲストに満足してもらえるような雰囲気を醸し出す(エジンバラ)
試合後のティーサービス
(英国のシェフィールド・ユナイテッド)
ラウンジの円形テーブルに集い、キックオフ前の時間を楽しむ(エジンバラ)
ゲストに満足してもらえるような雰囲気を醸し出す(エジンバラ)
一般客向けのラウンジ(マクデブルク)
14人用個室ラウンジ(ザンクトガレン)
シンプルなラウンジ(デュイスブルク)





































