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【第90回天皇杯準々決勝 山形 vs 清水】プレビュー:さまざまな想いのある清水と、初のベスト4進出に向けて意気上がる山形。勝負所も明確な中で、どちらの気持ちが上回るか。(10.12.24)

12月25日(土)第90回天皇杯準々決勝 山形 vs 清水(13:00KICK OFF/アウスタ)
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チケット情報天皇杯特集
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すでに発表された選手以外にも、主力選手が移籍するという噂が次々と流れ、選手たちの気持ちが揺れ動いている清水。ただ、この天皇杯は現体制で戦う最後の大会であり、今までやってきた仲間で9年ぶりのタイトルを獲得したいという思いも強い。モチベーション的にはなかなか難しい状況だが、この準々決勝に勝つことができれば、最後にあと2つ勝って優勝をという気持ちでチームがひとつになり、波に乗れる可能性が高い。その意味でこの山形戦は、長谷川エスパルスが最後の意地を見せられるかどうか、最大の分かれ目となるだろう。

一方、山形のほうは、リーグ戦最後の5試合で無敗。最終節は鹿島に1-1で引き分けて、手応えのある終わり方ができている。その鹿島戦後には、「天皇杯でも、今日のゲームを踏まえ、上位にやれるようになってきていることをエスパルスにも表現したい。エスパルスには、今年のリーグ戦で勝ててないので、絶対に勝ちたいという気持ちで、質・量的にも良い準備をしたい」と小林監督は語っている。チーム史上初のベスト4に進みたいというモチベーションは、清水以上に高いと言えるかもしれない。

清水と山形は、天皇杯では初対戦だが、これまでの対戦(公式戦)では清水が4勝1分1敗と大きくリードしており、今年のリーグ戦ではホーム、アウェイとも3-0で完勝している。したがって、清水にとって山形は相性の良い相手と言えるが、一発勝負の天皇杯では「これまでの結果は参考にならない」と長谷川監督も気を引き締めている。
なぜなら、山形は守備が非常に強固で、それを突き破るのは容易ではなく、0-0のまま進む時間が長くなるほど、ホームで戦う清水に焦りが生じやすく、山形の勝機が膨らんでくるからだ。今年清水が3-0で勝った試合は、どちらも前半のうちに先制点を取れたからこそ、攻めるしかなくなった山形から追加点を奪えている。
もちろん、山形のほうもその点は十分に理解しているはず。アウェイでの戦いということを考えても、延長・PKまである一発勝負ということを考えても、まずは相手に先制点を与えないということを強く意識してくる可能性が高い。そのうえで、カウンターやセットプレーで虎視眈々と先制のチャンスをうかがってくるだろう。

逆に清水にとっては、「早い時間に先制点を取ることがいちばん大事」(兵働昭弘)というゲームになる。山形の持ち味は、自陣にリトリートしてブロックを作ったときの守備の堅さ。「穴がないチーム」という印象は、清水の全員に一致したものだ。
それをいかに攻め崩し、先制点を奪うかというのが、清水にとっては最大のテーマとなる。ただ、ブロックを固めてきた相手からゴールを奪うという部分は、今年の清水でもっとも進化したところでもある。「(この天皇杯で)健太監督の集大成を見せたい」と岡崎慎司が語る通り、6年間で積み上げてきた成果を見せられるかどうかに注目したい。
「(西部)洋平くんが、決勝には間に合うかもしれないので、最後に洋平くんと一緒にやりたいという気持ちが強い」(藤本淳吾)と、今季でチームを離れる選手への熱い思いもある(腰椎横突起骨折で離脱中)。
現体制最後の意地を見せたい清水と、チームの新たな歴史を作りたい山形。どちらの想いが上回るのか。また、どちらに転んだとしても、非常に気持ちの入った激しい戦いになることは間違いないだろう。

以上


2010.12.24 Reported by 前島芳雄
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