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【J2日記】千葉:今年もおすそわけ&創立20周年(11.05.30)

少し前の話ですが、5月19日にユナイテッドパークに行くと、今年もサポーターの皆さんへの花のおすそわけが行なわれていました。昨年の『J2日記』でも紹介させていただきましたが、千葉が千葉黎明高等学校からいただいた花をおすそわけしているもので、今回のお花は千葉のチームカラーである黄色のマリーゴールドでした。そして、筆者が取材を終えて帰る時には、マリーゴールドを2株持って帰る男性サポーターを見かけました。千葉黎明高等学校の生徒が一生懸命育てた花が、千葉を通して花を手にした千葉サポーターの家でかわいらしい姿を見せて、千葉サポーターの心を和ませる。千葉というJクラブにはそれぞれ違う形で関わっているけれど、直接つながりを持つことはなかったかもしれない人々が、千葉が行ったことで結びつくのはやはり素敵なことだと思います。

今回は、マリーゴールドがまた違う形で花を咲かせている姿も見ました。今年の6月11日、千葉はクラブ創立20周年を迎えるのですが、ユナイテッドパークの正門近くの花壇にマリーゴールドが『20 JEF UNITED』という文字の形に植えられていたのです。千葉のスタッフに聞くと、この花壇を作ったのは三木博計社長とのことでした。園芸がお好きだというだけあって、三木社長が植え替えや雑草取りなど花壇の手入れをされている姿を、筆者も何度か見たことがあります。

筆者が近くで撮影しようと花壇に行くと、ちょうど三木社長が花壇に水撒きをされるところでした。マリーゴールドで文字を作った花壇についてお聞きすると、三木社長は「サポーターにあげる花もまだ残っていたし、プランターに植えられた状態で花が枯れていくのもちょっと寂しいかなと思って植え替えてみたんですよ。本当は赤い(花の)サルビアかなんかでハートの形も作ってみようかとも思ったんだけど、まあ、マリーゴールドだけでもいいかなと思って」というお話でした。赤い花のハートマークをちょっと見てみたかった気もしますが(笑)、次の機会に期待したいと思います。

創立20周年を迎えるという節目の記念すべきシーズンに、千葉がJ1で戦えていないというのはとても残念です。しかし、今シーズン、千葉がJ2優勝で『J1復帰』を達成したら、「そういえば創立20周年の年にJ2で優勝してJ1に戻ったんだよねぇ」なんて千葉サポーターが思い出すような忘れられないシーズンになるのかもしれません。いや、ぜひともそういう意味でも記念すべき、うれしいシーズンにしてほしいなと思います。

【J2日記】のバックナンバーはこちら

以上

2011.05.30 Reported by 赤沼圭子
(C)赤沼圭子

「お花を差し上げます」というタイトルの張り紙の下に置かれたマリーゴールドのそばには、花を持って帰りやすいようにビニール袋が置かれていた。

(C)赤沼圭子

張り紙の下部の余白部分には、千葉サポーターから千葉黎明高等学校の生徒へのお礼のメッセージが書き込まれていた。

(C)赤沼圭子

クラブハウス2Fのテラスから見た、マリーゴールドで文字が作られた花壇。

(C)赤沼圭子

マリーゴールドの花壇に水を撒く千葉の三木博計社長。後ろに見えるのは千葉のホームスタジアムのフクダ電子アリーナだ。

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