今季のJ2は雷雨による試合中止などで、最近はクラブごとに消化試合数が異なる状況が続いていた。しかし、9月11日に26節の未消化分、栃木―愛媛戦が行われ、全クラブが32試合を消化。“ラスト10”の最初の試合となる33節は、その未消化分の試合を戦ったばかりの愛媛が、鳥取に乗り込んで対戦する。
リーグ戦3連敗中で、前節終了時点で21位と降格圏内にいる鳥取は、9月8日の天皇杯2回戦でも敗れ、公式戦4連敗中。28節終了後に小村徳男前監督を解任し、前田浩二強化部長が兼任で新監督に就いたが、22節を最後に勝利から遠ざかり、リーグ最少の5勝と苦戦が続いている。チーム全体が自信を失い、それが一つひとつのプレーにも悪影響を及ぼしているだけに、現状打破のために、何としても勝利が欲しい状況だ。
一方の愛媛も、なかなか波に乗れず、30節以降は1分2敗と失速していた。しかし前述の未消化試合で4試合ぶりの勝利を挙げ、勝点を36に伸ばして16位に浮上し、下位脱出への足掛かりをつかんでいる。とはいえ、今季の下位の混戦ぶりを見れば、再び失速すれば残留争いに巻き込まれる危険もある。ここで勢いを止めず、連勝で一気に中位まで抜け出したいところだろう。
勝敗の行方を占う上で大きなポイントとなるのは、もちろんコンディションの違いだ。中3日でのアウェイ連戦となる愛媛は、9月7日の天皇杯2回戦も水戸に乗り込んで対戦しており(延長も含めて120分間を戦って1―1。PK戦の末に敗戦)、敵地での3連戦となる。逆に鳥取は天皇杯2回戦が地元開催だったため、移動なしで待ち構えるアドバンテージを生かせるかどうか。
戦術面では、鳥取のビルドアップと、愛媛の前線からのチェイシングの攻防がカギを握りそうだ。鳥取はここ数試合、ボールを奪った後のパスワークの精度が低く、相手に追い込まれて後方、後方へとボールを下げ、最終的にロングパスを蹴らざるを得ない場面が頻発している。「パスコースが一つしかないことが多いので、もう少しボールを持つ時間を増やさないと守備が苦しくなる。改善していきたい」と語る前田監督は、最終ラインからのビルドアップの練習を繰り返しており、実戦で成果を発揮できるかによって、試合の流れは大きく変わるだろう。
丁寧にパスをつなぎながらゴールを目指す戦いは、愛媛が目指している形でもあり、鳥取の守備がどれだけ対応できるかもポイント。主導権を握る時間帯を増やして勝利をつかみ、“ラスト10”で好スタートを切るのは、果たしてどちらだろうか。
以上
2013.09.13 Reported by 石倉利英
今日の試合
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