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[ ゆく年くる年:今年の漢字 浦和 ]
昨季と今季で違いはいろいろある。まずは実績のある監督がいたこと。確たる信念を持つ指揮官の下で、毛色の変わったサッカーに挑戦したこと。そして、もちろん成績も。残留争いのわずか1年後に優勝争いができるまでになったのだから大層な違いだ。

だが、一番印象的だったのは選手たちの目の色。今季は目に活力があった。負けた時はもちろん、勝った時でも目に力のない選手がいた昨季とは実に対照的だ。目指すべきサッカーにブレがないから、選手たちは自分たちが今どこにいて、目標にたどり着くためには何が必要かイメージしやすかった。チャレンジした上でのミスも許された。だから活き活きとプレーしていた。
活きの良さは若者だけの特権とも言えるが、浦和では必ずしもそうではなかった。ベテランの坪井慶介、鈴木啓太はこれまでずっと守備の人だったが、攻撃の役割を求められる難しいサッカーの中でも活路を見出し、見事に復活を遂げた。

リーグ戦で3位に入ったことで、来季はアジアに活動の場が広がった。また能動的に動いている選手たちの姿、そして活躍する姿が見られることを期待したい。

Text by 神谷正明

2012年12月31日(月)

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