3連勝を狙う新潟はホームで水戸を迎え撃つ。連勝がストップした岡山は、プレーオフ進出を目指す長崎と激突【プレビュー：明治安田Ｊ２ 第37節】

明治安田生命Ｊ２リーグは、17日から3日間に渡って第37節の11試合が開催される。

首位の新潟はホームで水戸と対戦。前節は甲府に競り勝ち、2連勝を達成した。怪我から復帰後初ゴールを決めた三戸 舜介がチームにさらなる勢いをもたらせるか。対する水戸は長崎に敗れ2連敗。2試合ゴールのない攻撃陣の奮起が求められる。

新潟を3ポイント差で追う2位の横浜FCは、ホームに甲府を迎える。前節は山形に敗れ、6試合ぶりの黒星を喫した。3試合勝利がなく、ここ2試合は無得点。伊藤 翔が負傷離脱したなか、他の攻撃陣が意地を見せられるか。一方の甲府は新潟に敗れ、3連敗となった。3試合で7失点の守備を上手く立て直したいところだ。

3位の岡山はホームで長崎と対戦。前節は徳島に敗れ、連勝が4でストップした。自動昇格を実現するためにも連敗は避けたいところ。前節不発に終わった攻撃陣が結果を残せるか。対する長崎は水戸を下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。ここ3試合で2得点と好調のクレイソンに、今節も期待がかかる。

4位の仙台はホームに徳島を迎える。前節は栃木を下し、連敗を5で食い止めた。高い決定力を示す中山 仁斗が今節も輝きを放てるか。徳島は前節岡山を下し、14試合負けなしとした。安定した守備を実現しており、今節も大崩れはしないだろう。上位を撃破し、プレーオフ進出に向け勢いを加速させたいところだ。

5位の熊本はホームで岩手と対戦。前節は町田と引き分け、4連勝はならなかった。押し込みながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せられるか。一方の岩手は千葉に敗れ、連勝とはならなかった。残留圏内に浮上するためにも勝点3が求められる一戦は、モレラト、クリスティアーノら外国籍選手の出来がポイントとなりそうだ。

6位の大分は、金沢の本拠地に乗り込む。前節は大宮と引き分け、連勝が3でストップした。一度は逆転しながらも追いつかれただけに、リード時の試合運びがカギを握るだろう。一方の金沢は山口と引き分け、3試合勝利なしとなった。それでも順位は16位に浮上。前回対戦で快勝を収めた相手を再び撃破し、安全圏へとたどり着きたい。

山形vs千葉はプレーオフ進出を目指すチーム同士の直接対決となる。同勝点で並ぶ両者は、6位の大分に4ポイント差に迫る（山形は消化試合数がひとつ少ない）。ともに勝点3を確保することが、この試合の重要なミッションとなる。山形は前節2位の横浜FCを下し、勢いに乗る。千葉は岩手を下し2連勝とした。3月の対戦ではスコアレスドローに終わったが、果たして今回はいかなる決着を見るか。

町田はホームで東京Ｖとのダービーマッチに挑む。前節は熊本と引き分け連敗を3で止めたものの、4試合勝利から遠ざかる。この間ひとつのゴールも奪えておらず、攻撃のテコ入れを図りたいところ。一方の東京Ｖは秋田に敗れ、6試合勝利がない。こちらも得点力不足を露呈しているだけに、先に点を奪ったほうが勝利に大きく近づくことになりそうだ。

大宮はホームに栃木を迎える。前節は大分と引き分け、連勝はならず。それでもここ2試合で5得点と攻撃に勢いが生まれている。2戦連発中の袴田 裕太郎が、今節も結果を残せるか。一方の栃木は仙台に敗れ、3試合勝利なし。決定力不足を露呈するなか、ベテランの矢野 貴章にかかる期待は大きい。

秋田はホームで群馬と対戦。前節は東京Ｖを下し、3戦負けなしとした。3試合連続クリーンシートの堅守をベースに、今節も安定した試合運びを見せるだろう。群馬は前節琉球と引き分け、3試合連続のドローとなった。こちらも堅い守りが売りだけに、1点を争う緊迫した展開となりそうだ。

最下位に沈む琉球は、ホームに山口を迎える。前節は群馬と引き分け、5試合勝利なし。4試合連続で得点のない攻撃をいかに修正するのか。ナチョ フェルナンデス監督の手腕に注目だ。一方の山口は金沢と引き分け、3試合負けなしとしている。復帰後初ゴールを決めた前 貴之に今節も期待がかかる。

■各試合の見どころをチェック
岡山vs長崎
仙台vs徳島
秋田vs群馬
山形vs千葉
町田vs東京Ｖ
横浜FCvs甲府
新潟vs水戸
金沢vs大分
琉球vs山口
大宮vs栃木
熊本vs岩手