
明治安田J2リーグは14日と15日に、シーズンの折り返しとなる第19節の10試合が行われる。
首位の千葉は5位の徳島の本拠地に乗り込む。前節は山口と引き分け、3試合勝利がない。この間にひとつのゴールも奪えておらず、攻撃陣の奮起が求められるだろう。徳島は今治を下し、4戦負けなしとした。4試合でわずか1失点の堅い守りを軸に、今節も1点差をモノにする勝負強さを示せるか。
2位の大宮はアウェイで長崎と対戦。先週行われた愛媛との一戦は引き分けに終わり、6戦負けなしとしたが、勝ち切れない試合も目立っている。2戦連発と調子を上げてきた豊川 雄太がチームに勝点3をもたらす活躍を見せられるか。長崎は水戸に敗れ、7試合ぶりに黒星を喫した。3点を奪われた守備組織の立て直しがテーマとなりそうだ。
水戸はホームに鳥栖を迎える。先週の試合では富山を下し、破竹の6連勝で3位に浮上した。攻撃を牽引する津久井 匠海が大宮に移籍したのは痛手ながら、塚川 孝輝ら新たに加わった選手たちが、その穴を埋める活躍を見せたい。対する鳥栖は愛媛と引き分け、3連勝はならなかったものの、6戦負けなしと安定した戦いを続けている。調子を上げてきた新井 晴樹が昨季まで所属した古巣相手に結果を残せるか。
4位の仙台は山形とのアウェイゲームに臨む。前節は札幌と引き分け、連勝はならなかった。2戦連発の郷家 友太に今節もかかる期待は大きい。山形は藤枝に敗れ、3連敗と元気がない。今季はまだ結果が出ていない氣田 亮真の初ゴールが待たれる。
6位の磐田はホームで愛媛と対戦。前節は大宮と引き分け、6戦負けなしとした。もっとも先週はルヴァンカップで湘南に敗れ、水曜日の天皇杯でも相模原に屈した。巻き返しの一戦となる今節は、スタメンに返り咲いた川島 永嗣のパフォーマンスに期待がかかる。対する愛媛は先週の試合で大宮と引き分け、8試合勝利がない。終盤の失点で追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなるだろう。
札幌はホームに今治を迎える。前節は仙台と引き分け、2試合勝利がない。新加入のマリオ セルジオがチームに勢いをもたらす切り札となれるか。今治は先週行われた試合で大分と引き分け、連敗を3で止めたものの、4試合勝利から遠ざかっている。およそ2か月ぶりにゴールを決めたマルクス ヴィニシウスが、嫌な流れを断ち切る役割を担いたい。
富山はホームで藤枝と対戦。先週の試合では水戸に敗れ、14試合勝利なしとなった。得点源の碓井 聖生が福岡に移籍したなか、他の攻撃陣が意地を見せたいところだ。藤枝は山形に勝利し、6試合ぶりに勝点3を手にした。途中出場から決勝点を挙げた杉田 真彦が今節も大仕事をやってのけるか。
山口はホームにいわきを迎える。前節は千葉と引き分け、3試合負けなしとした。3試合連続でクリーンシートを達成した堅守を武器に、今節も粘り強い戦いを見せるだろう。いわきは熊本に大勝し、6試合ぶりの白星を掴んだ。2ゴールをマークした熊田 直紀の決定力に今節も期待がかかる。
大分はホームで秋田と対戦する。先週の試合では今治と引き分け、連勝はならなかった。最前線に立つ伊佐 耕平に結果が求められるだろう。秋田は富山と引き分け、こちらも連勝はならず。再び調子を上げてきた小松 蓮がチームに勝点3をもたらす活躍を見せられるか。
甲府はホームに熊本を迎える。前節は大分に敗れ、5試合ぶりの黒星を喫した。DFながらここ2試合で2得点・3アシストを記録するエドゥアルド マンシャの攻撃力に注目だ。熊本はいわきに敗れ、3連敗。7戦未勝利で16位にまで順位を下げている。今季初ゴールを決めた17歳の神代 慶人がチームの救世主となれるか。
■各試合の見どころをチェック
水戸vs鳥栖
札幌vs今治
富山vs藤枝
山口vsいわき
山形vs仙台
磐田vs愛媛
長崎vs大宮
大分vs秋田
甲府vs熊本
徳島vs千葉