明治安田Ｊ３リーグは、6日と7日に第26節の10試合が開催される。
首位の八戸はホームに沼津を迎える。前節は松本と引き分け、12試合負けなしとしたが、2試合連続のドローとなった。10本のシュートを放ちながらも無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。対する沼津は栃木Ｃに敗れ、5連敗となった。得点は奪えているだけに、5試合で17失点の守備組織の立て直しが求められるだろう。
2位の栃木Ｃはホームで松本と対戦。前節は沼津を下し、5試合ぶりに勝点3を手にした。終了間際の2ゴールで劇的な逆転勝利を収めた勢いを今節にも持ち込み、首位奪還を狙う。松本は八戸と引き分け、3試合連続のドローとなった。得点力不足に悩まされるなか、6試合ゴールのない田中 想来が結果を残せるか。
3位に浮上した鹿児島は、ホームで高知と対戦する。前節は福島と引き分け5連勝はならなかったが、7戦負けなしと力強い戦いを続けている。ここ5試合で7得点・1アシストを記録する河村 慶人が今節も重要な役割を担うだろう。高知は宮崎に敗れ、3連敗となった。前回対戦で途中出場からゴールを決めている東家 聡樹の起用法がカギを握りそうだ。
4位のFC大阪は金沢の本拠地に乗り込む。前節は相模原に敗れ、3試合勝利なし。今節を前に大嶽 直人監督を解任し、藪田 光教ヘッドコーチの下でこの試合に挑む。上位争いから引き離されないためにも、ここが正念場だろう。前回対戦で決勝点を奪った木匠 貴大が再び大仕事をやってのけるか。対する金沢は鳥取を下し、2連勝と調子を上げてきた。2戦連発の土信田 悠生に今節も大きな期待がかかる。
5位の宮崎はホームに栃木SCを迎える。前節は高知を下し、3連勝を達成した。好調を維持する橋本 啓吾と武 颯の2トップが今節もチームを力強く牽引するはずだ。栃木SCは奈良と引き分け、連勝が3でストップした。先制しながらも勝ち切れなかっただけに、リード時の試合運びがテーマとなりそうだ。
6位の奈良はホームで讃岐と対戦する。前節は栃木SCと引き分け、4連勝はならず。過去対戦では勝ちがない（4分1敗）相手から初勝利を手にし、さらなる浮上を目指す。讃岐は群馬に競り勝ち、5試合ぶりに白星を掴んでいる。サイドバックながら3試合連続ゴール中の上野 輝人が今節も結果を残せるか。
相模原はホームに長野を迎える。前節はFC大阪を下し、２連勝とした。2試合連続でクリーンシートと安定した守りを実現しており、今節もしたたかな戦いを見せるだろう。長野は北九州と引き分け、連敗を3で止めたものの、4試合勝利がない。過去対戦では7試合連続で負けがない（4勝3分）相性の良い相手を撃破し、好転のきっかけを掴みたい。
北九州はホームで岐阜と対戦する。前節は長野と引き分け、3試合勝利なしとなった。5試合ぶりにゴールを決めた永井 龍がチームに勝利をもたらす結果を残したい。岐阜は琉球を下し、9試合ぶりに勝利。石丸 清隆体制下で初白星を掴んでいる。加入後初ゴールとなる決勝点を挙げた泉澤 仁が今節も輝きを放てるか。
琉球vs群馬は15位と16位の対戦となる。琉球は前節、岐阜に敗れ、6試合ぶりの黒星を喫した。17本のシュートを放ちながらも無得点に終わっただけに、ゴール前での質向上が求められるだろう。群馬は讃岐に敗れ、2連敗となった。9試合ぶりにゴールを決めた髙澤 優也が、嫌な流れを断ち切る役割を担えるか。
鳥取vs福島は12位と13位の対戦となる。鳥取は前節、金沢に敗れ、2試合勝利がない。2試合連続で無得点に終わった攻撃陣が意地を見せられるか。福島は鹿児島と引き分け、3試合負けなしとしている。3-0と快勝を収めた前回対戦で1得点・1アシストの活躍を見せた森 晃太が今節もキープレーヤーとなりそうだ。
■各試合の見どころをチェック
栃木Ｃvs松本
相模原vs長野
奈良vs讃岐
北九州vs岐阜
琉球vs群馬
八戸vs沼津
鳥取vs福島
宮崎vs栃木SC
鹿児島vs高知
金沢vsFC大阪
