明治安田Ｊ１リーグは3日から5日までに第33節の10試合が開催される。
首位の鹿島はホームにＧ大阪を迎える。前節は名古屋を下し、4連勝と勢いに乗る。ここ2試合で7得点と攻撃が機能するなか、名古屋相手に2ゴールをマークした18歳の徳田 誉に注目が集まる。対するＧ大阪は新潟に快勝を収め、こちらは5連勝を達成した。鹿島と同じく攻撃に勢いが生まれるなか、2戦連発の宇佐美 貴史が今節も重要な役割を担うだろう。
2位の神戸は浦和の本拠地に乗り込む。前節は清水を下し、6試合負けなしとした。終了間際の決勝点で勝ち切った勢いを今節にも持ち込み、鹿島に食らいついていきたい。浦和は東京Ｖと引き分け、4試合勝利から遠ざかる。この間にひとつもゴールを奪えておらず、攻撃陣の奮起が何より求められる。
3位の京都はホームで川崎Ｆと対戦する。前節はＣ大阪に競り勝ち、4試合ぶりに勝点3を手にした。その試合で負傷交代したラファエル エリアスの欠場が濃厚のなか、途中出場から決勝点を挙げた長沢 駿に期待がかかる。川崎Ｆは柏と引き分け、連勝はならなかった。初得点を含む2ゴールをマークしたラザル ロマニッチが今節も結果を残せるか。
4位の柏はホームに横浜FMを迎える。前節は川崎Ｆと引き分け、4試合連続のドローとなった。勝ちきれない試合が続くなか、エースの細谷 真大がチームに勝点3をもたらす活躍を見せられるか。横浜FMはFC東京に3-2で競り勝った。2ゴールで勝利の立役者となった谷村 海那に今節もかかる期待は大きい。
広島vs町田は勝点55で並ぶ6位と5位の対戦となる。逆転優勝の可能性をわずかに残すなか、両チームともに勝点3が求められる一戦だ。広島は前節、福岡に勝利し、4試合ぶりの白星を掴んでいる。怪我から復帰したトルガイ アルスランがチームに創造性をもたらすはずだ。町田は終了間際の昌子 源のゴールで岡山を下し、5試合ぶりに勝利を収めた。ともに日本代表に選ばれた望月 ヘンリー海輝と相馬 勇紀の2人が、この重要な一戦で輝きを放てるか。
清水vsFC東京は勝点40で並ぶ11位と13位の対戦となる。清水は前節、神戸に敗れ、6試合ぶりの黒星を喫した。隙を見せた後半の試合運びがテーマとなるだろう。FC東京は横浜FMに競り負け、連勝が3でストップした。長倉 幹樹が負傷離脱したなか、他の攻撃陣の奮起が求められる。
名古屋はホームにＣ大阪を迎える。前節は鹿島に完敗を喫し、2試合勝利がない。4点を奪われた守備組織の修正が重要なテーマとなる。Ｃ大阪は京都に敗れ、2連敗となった。隙を見せたセットプレーの対応がポイントになりそうだ。
福岡はホームで横浜FCと対戦。前節は広島に敗れ、5連敗となった。苦しい戦いが続くなか、再び日本代表に選ばれた安藤 智哉が嫌な流れを断ち切る活躍を見せられるか。横浜FCは湘南を下し、5試合負けなしとした。5試合でわずか1失点の堅守を保ち、降格圏からの脱出を狙う。
湘南はホームに東京Ｖを迎える。前節は横浜FCに敗れ、6連敗となった。勝利した前回対戦でゴールを決めているルイス フェリッピに再び期待がかかる。東京Ｖは浦和と引き分け、2試合勝利がない。得点力不足に悩まされるなか、エースの染野 唯月に結果が求められる。
新潟はホームで岡山と対戦する。前節はＧ大阪に敗れ、13試合勝利なしとなった。FW起用に応え、得点をマークした奥村 仁が今節も結果を残せるか。岡山は町田に敗れ、5試合勝利がない。5試合でわずか2得点に留まるなか、勝利した前回対戦で決勝点を挙げた一美 和成が再び大仕事をやってのけるか。
■各試合の見どころをチェック
湘南vs東京Ｖ
清水vsFC東京
名古屋vsＣ大阪
新潟vs岡山
福岡vs横浜FC
広島vs町田
浦和vs神戸
柏vs横浜FM
京都vs川崎Ｆ
鹿島vsＧ大阪
