3週間ぶりの開催となる明治安田J1リーグは30日に第37節の10試合が行われる。
優勝争いは首位の鹿島と2位の柏の2チームに絞られている。今節、鹿島が勝利を収め、柏が敗れると、鹿島の優勝が決定する状況だ。
その鹿島はアウェイで東京Vと対戦する。前節は横浜FCを下し、4試合ぶりの勝点3を手にした。4-0で快勝した前回対戦でともに2ゴールをマークしたレオ セアラと鈴木 優磨の2トップに再び期待がかかる。東京Vは福岡と引き分け、2試合勝利がない。2試合連続で無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。

鹿島を勝点1差で追いかける柏は、新潟の本拠地に乗り込む。前節は名古屋を下し、4連勝と勢いに乗る。持ち前の攻撃スタイルに加え、4試合連続クリーンシートと堅い守りも備わっている。過去対戦で6試合連続引き分け中の相手から勝利を掴み取り、逆転優勝への望みをつなぎたい。新潟は湘南に敗れ、17試合勝利から遠ざかっている。すでに降格は決まっているが、今季のホーム最終戦で意地を見せたいところだ。
3位の神戸はホームでFC東京と対戦する。前節はG大阪と引き分け、3連覇の可能性が潰えた。先週行われた天皇杯でも町田に敗れ、今季の無冠が確定した。それでも水曜日のACLEでは勝利を収め、グループ首位を守っている。状態を上げてきた大迫 勇也に今節もかかる期待は大きい。FC東京は町田に勝利し、2連勝とした。値千金の決勝点を挙げた安斎 颯馬が今節も大仕事をやってのけるか。
4位の京都はアウェイで横浜FCと対戦する。前節は横浜FMに敗れ、6試合ぶりの黒星を喫した。今季最多に並ぶ3失点を喫した守備の修正がテーマとなりそうだ。横浜FCは鹿島に敗れ、2連敗となった。こちらも複数失点が続いているだけに、守備組織を上手く立て直したい。
川崎Fvs広島は6位と5位の対戦となる。川崎Fは前節、岡山と引き分け、2試合勝利がない。前回対戦でゴールを決めているマルシーニョが今回も重要な役割を担うだろう。広島は浦和を撃破し、3試合ぶりに勝点3を手にした。21節以来となる今季3点目を挙げた加藤 陸次樹が再び結果を残せるか。
町田はホームに名古屋を迎える。前節はFC東京に敗れ4試合勝利がないが、先週行われた天皇杯では神戸を下し、悲願の初タイトルを獲得した。2ゴールで優勝の立役者となった藤尾 翔太がリーグ戦でも輝きを放てるか。名古屋は柏に敗れ、2連敗となった。過去対戦では3戦全敗の相手から初勝利を掴み取りたい。

横浜FMはホームでC大阪と対戦する。前節は京都を下し、3連勝で残留を決めた。3試合連続ゴール中の植中 朝日が今節も攻撃のカギを握るだろう。C大阪は清水を下しこちらも3連勝とした。逆転での得点王を狙うラファエル ハットンがゴール量産なるか。
湘南はホームに清水を迎える。前節は新潟に快勝を収め、20試合ぶりの白星を掴んでいる。2ゴールで勝利に導いた鈴木 章斗に今節も大きな期待がかかる。清水はC大阪に敗れ、連勝はならなかった。大量4失点を喫した守備の修正が重要なテーマとなる。
岡山はホームで浦和と対戦する。前節は川崎Fと引き分け、9試合勝利がない。J1昇格1年目で残留を決めたものの、苦しい戦いが続いている。今季のホーム最終戦で意地を見せたいところだ。浦和は広島に敗れ、3試合勝利がない。課題の得点力不足をいかにして解消するのか。26節以来ゴールのない小森 飛絢が久しぶりに結果を残せるか。
福岡はホームにG大阪を迎える。前節は東京Vと引き分け、4戦負けなしとした。4試合連続クリーンシートを達成した一方で、得点力に課題を抱える。最前線に立つ碓井 聖生に結果が求められる。G大阪は神戸と引き分け、連勝はならなかった。木曜日に行われたACL2でプロ初ゴールをマークした名和田 我空がJ1の舞台でもゴールを決められるか。
■各試合の見どころをチェック
東京Vvs鹿島
町田vs名古屋
川崎Fvs広島
横浜FMvsC大阪
横浜FCvs京都
湘南vs清水
新潟vs柏
神戸vsFC東京
岡山vs浦和
福岡vsG大阪




































