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震災復興支援映画「MARCH」試写会をJFAハウスで実施

2016年3月16日(水) 13:09

震災復興支援映画「MARCH」試写会をJFAハウスで実施

震災復興支援映画「MARCH」試写会をJFAハウスで実施
JFAハウスで行われた試写会にはユニフォーム姿の方も数多く駆けつけた

東日本大震災後、福島県南相馬市で活動を始めた小中学生マーチングバンドと愛媛FCの選手・サポーターとの交流を描いた復興支援映画「MARCH」(Jリーグなど後援)の上映試写会が14日、JFAハウスで開催されました。

「MARCH」は、2011年3月11日の東日本大震災と福島第一原子力発電所爆発事故から5ヶ月後、原発から25.3km離れた小学校で音楽活動を再開した小中学生マーチングバンド「Seeds+(シーズプラス)」と彼女たちの活動を支援しようと立ち上がった愛媛FCのサポーター、選手の交流を描いた短編ドキュメンタリー映画で、趣旨に賛同した個人・企業からの支援金で制作されました。作品中では、Seeds+メンバー25名が昨年8月、愛媛県のニンジニアスタジアムに招待され、J2リーグ戦(愛媛FC vs セレッソ大阪)の試合前に演奏した模様や、両クラブのサポーターや選手からエールが送られた光景などサッカーファミリーによる支援の様子が紹介されています。

撮影時のエピソードを語る中村氏(左)と制作発起人のツノダ氏(右)
撮影時のエピソードを語る中村氏(左)と制作発起人のツノダ氏(右)

この日の試写会には個人協賛した方々や関係者などおよそ150名が集まり、完成したばかりの映画を鑑賞しました。上映前には同作の監督を務めた中村 和彦氏とサッカー日本代表サポーターで同作の発起人を務めたツノダ ヒロカズ氏によるトークショーも行われました。中村氏は「作品を撮る前は自分自身が福島や南相馬のことを全く知らなかった」と振り返り、「いわゆるトリプル災害(地震、津波、原発事故)とは何か、自分が知らないことは伝えられないという思いで取材した」と撮影時の思いを語りました。またツノダ氏は「被災地を舞台にした映画はたくさんあるが、作って終わりではいけない。作品を貸し出し、利益を全額Seeds+に寄付できるような『観る支援』につなげたい。Seeds+に全国で演奏してもらうことで、東北の人たちが元気に頑張っているところを伝えてもらいたいと思う」と構想を語りました。

同作品は今後各地での試写会を予定しているほか、多言語化による海外での上映なども検討しています。作品の詳細は「MARCH」公式ホームページへ。

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