川崎Fは鹿島戦で山村 和也がレッドカードを受けて退場。今節は出場停止となる。ただ、ジェジエウが出場停止明けで戻ってくる。毎試合、CBのコンビが変わってきている中で、好連係と持ち出しから湘南のハイプレッシャーを外すことができるか。
また、前節でベンチスタートだった佐々木 旭もコンディションが戻ってきている。「前節で良い勝ち方をした。それを無駄にしたくない。序盤戦の中でこの試合は大事になる」(佐々木)。それに今季、チームに復帰した宮代 大聖にも今季初ゴールが期待される。ポストプレーやシュート精度に強みを持っている宮代の一発はあるか。
「昨季、2回負けているし、勝たないといけない試合。昨季のことは深く考えずに、それでも反省は生かしていきたい」(大島 僚太) 「(立ち上がりの失点は)繰り返さないことが必要。強い気持ちで勝利を目指したい」(チョン ソンリョン) SBが攻撃時にボランチの位置に入っていくなど、流動的な選手の動きから相手の守備網を外していく川崎F。相手のプレッシャーをはがすことができれば、マルシーニョや家長 昭博、宮代といった前線の選手に良い形でボールが渡る。そうなれば、得点チャンスも増えるだろう。
対して湘南は、開幕して1勝1分。鳥栖に勝利したあと、横浜FC戦は2-2で引き分けている。2試合連続となる“神奈川ダービー”だ。
昨季、“ダブル”を達成した川崎Fに対して、同様にショートカウンターがハマれば昨季のような展開に持ち込むこともできるだろう。今季、G大阪から加入した小野瀬 康介も躍動しており、何より大橋 祐紀と町野 修斗といういまノリにノッている2トップがいる。そして、昨季の川崎F戦で決勝ゴールを奪った阿部 浩之は、古巣戦に向けて気持ちも上がっていることだろう。抜群の決定力を誇る阿部は危険人物となる。
前節の横浜FC戦で課題となったロングボール処理の問題を解消して、川崎Fを呑み込みたい。杉岡 大暉が「いつも良い試合になっていると思うけど、結果が出たのは昨季が初めて。油断はできない」と語り、昨季の再現を狙っている。
また、韓国籍GKの対決も見ものだ。2010年と2014年のW杯韓国代表だったチョン ソンリョンと、カタールW杯韓国代表メンバーでもあったソン ボムグン。「対戦経験はない」とチョン ソンリョンは明かしているが、どちらに軍配が上がることになるか。
キックオフは3月4日土曜の13時。春の陽気の中で、両チームが火花を散らし合う。
[ 文:田中 直希 ]


