ホームのFC東京は苦しんでいる。1日に行われた前節・鳥栖戦は、多発しているケガ人に加え体調不良者も重なり、スタメンの大幅な変更を余儀なくされた。その影響もあり、90分を通じて主導権を握れる時間は少なく、思いどおりのゲームを展開できなかった。その上、ラストプレーで自分たちのミスから決勝点を献上し、勝点1も持ち帰ることができなかった。そこから中3日で行われたJリーグYBCルヴァンカップEグループ第3節・G大阪戦は若手中心に構成したが、劣勢の展開が続き、終わってみれば0-3で敗戦。スコア以上に内容が厳しく、今季ワーストの出来で大阪の地をあとにすることとなった。
今季二度目の公式戦連敗で迎える今節は、勝利が必須になる。ここで3連敗を喫してしまうようだと雲行きが怪しくなるだけに、気持ちを切り替えてピッチに立ちたい。この一戦に向けて明るい材料もある。1つは今季、ホームでは全勝中。開幕戦の浦和戦(2〇0)、第4節・横浜FC戦(3〇1)、ルヴァンカップEグループ第2節・京都戦(5〇0)と内容面も充実しており、いまのイヤな流れを断ち切るためには絶好の機会である。もう1つはケガ人の復帰が近づいていること。2月、3月のゲームで立て続けに負傷してしまった安部 柊斗、渡邊 凌磨、中村 帆高といった主力たちが急ピッチでコンディションを上げている。今節でそろって復帰する可能性もあるだけに、救世主の誕生を期待したい。
昨季、湘南とはリーグ戦とカップ戦を合わせて4回対戦したが、1勝3敗と大きく負け越し。リーグ戦ではダブルを喫してしまっている。そのリベンジを踏まえ、ここで勝点3を奪い、上位陣についていきたい。
一方の湘南は開幕3試合を無敗でスタートしながらも第4節・京都戦から連敗となっていたが、G大阪と対戦した前節は、エースの町野 修斗が前半だけで4ゴールを決めるJリーグ史上初の偉業を達成し、完勝。連敗を最低限で止めた。さらにミッドウィークのルヴァンカップBグループ第3節・清水戦も3-0で勝利。チーム全体として良い流れでこのゲームに臨めることは間違いない。
2トップを起点とした前線からの強烈なハイプレスを武器に繰り出すショートカウンターはリーグトップクラスで、ここまで挙げた13ゴールはリーグ最多。アウェイでのゲームになるが、FC東京のビルドアップを呑み込み、リーグ戦で今季初の連勝をつかみたい。
[ 文:須賀 大輔 ]
