一度目は3月8日のJリーグYBCルヴァンカップCグループ第1節。広島も横浜FCもリーグ戦が開幕して3試合勝ちなしの状況で対戦し、互いに直近のリーグ戦から先発を総入れ替えして臨んだ中、広島が3-1で勝利。59分に先制点を許すも、途中出場した選手たちの活躍で逆転に成功する。満田 誠と佐々木 翔が得点を挙げると、オウンゴールで3点目も奪取し、ホームで2023年の初勝利をつかみ取った。
二度目は4月15日の明治安田J1第8節。横浜FCがまだ今季初勝利をつかめていない中、ニッパツ三ツ沢球技場に乗り込んだ広島はリーグ戦4連勝中で、勢いの違いがそのまま結果に表れる形で広島が3-0の勝利を挙げている。前半は横浜FCも好機を作るきっ抗した展開だったものの、後半が始まってすぐに東 俊希が先制点を挙げると、その後も広島の充実感が目立つ試合となった。
三度目は5月24日のルヴァンカップCグループ第5節。5月に入ってJ1第11節・新潟戦で今季初勝利を挙げた横浜FCは、その後もチーム状態を上向かせていき、第13節・柏戦と第14節・川崎F戦に連勝して広島をホームに迎えた。そこで、グループステージ突破を決めるためにターンオーバーをせずフルメンバーで臨んできた広島を相手に、1-0の勝利をつかみ取った。
あれから約2カ月を経て、四度目の対戦を迎える両チームの状況は苦しいものだ。
広島は5月に入ってから主力選手が離脱した影響もあって苦しい戦いが続いている。ルヴァンカップはグループステージ敗退、リーグ戦も上位から離されていく中、7月12日の天皇杯3回戦で栃木に敗れ、同大会からも敗退することとなった。
横浜FCも6月に入ってからはリーグ戦で再び勝星をつかめなくなって6試合勝利から遠ざかっており、7月12日の天皇杯3回戦では高知ユナイテッドSCに0-1で敗戦。ジャイアントキリングを許している。
ともに失意の敗戦から中3日で迎える今節は、どこまで心身をリカバリーして臨めるかが焦点になる。また、抱えている得点力の問題もチーム全員で解消へ挑んでいきたいところだ。広島はナッシム ベン カリファが出場停止になるため、総力戦になる。森島 司も川村 拓夢も疲労が蓄積して万全な状態にあるとはいえないが、ここは全員で力を出し切っていきたい。横浜FCはマルセロ ヒアンとサウロ ミネイロに期待をかけたいが、ここまで2人とも結果を出せていないのが実情だ。セットプレーも含めてチーム全体でゴールに向かっていくパワーを高めていきたい。
[ 文:寺田 弘幸 ]