ホームのFC東京は、3連勝を含む4戦負けなしの状況で前節・名古屋戦に挑んだが、1-3で黒星。約1カ月ぶりに敗戦を喫した。前半にPKで先制を許すと、後半には2点を奪われ、キャスパー ユンカーのハットトリックに沈んだ。
気になるのはやはり失点の多さだろう。前々節・柏戦に続き、名古屋戦でも3失点を喫するなど、開幕から失点の多さに改善の傾向が見られず、総失点23はリーグワースト5位の数字。リーグトップの得点力を誇る攻撃力を勝点3につなげられていない試合が目立ってきている。それでも、5位には位置しているだけにここで改善を図り、立て直しを見せたい。
CBの主軸であるエンリケ トレヴィザンは「ゴールを決められる際は、私たちのミスから決められるときもあるし、相手のメリットがあって決められるときもあると思うけど、どういう形であれDFを中心にコミュニケーションが必要だと思っている。そこのオーガナイズがもう少し良くなれば良い守備ができると思います」と語る。また、連敗はできない今節に向けては「名古屋には負けたけど、その前は3連勝して引き分けて勝利が続いていた。次のマリノス戦では勝利して、自分たちのリズムや自信を取り戻したい。そのためには大事な試合だと思っています」と意気込んだ。
上位生き残り、そしてさらなる浮上に向けてホームで勝利は必須。この一戦での復帰が期待され、横浜FMを古巣とする遠藤 渓太が「真正面から殴り合って、自分たちのほうが強いと見せつけたい」と言うように、ピーター クラモフスキー監督の下で取り組んできたサッカーを体現して3ポイントを手にしたい。
対する横浜FMは前節、新潟と対戦し、痛恨の逆転負け。前半のうちに先制するも、後半に3失点を喫し、今季初の連敗となってしまった。その結果、消化試合が2試合少ないとはいえ、14位まで転落した。
26日にはアウェイで行われるAFCチャンピオンズリーグ決勝第2戦・アルアイン戦が控えているため、選手構成やモチベーションの維持、フィジカルコンディションの管理など、考慮しなければならない点は多い。それでも、悲願のアジア制覇に向け、直前のゲームを勝つか負けるかでは意味合いが大きく変わってくる。こちらもFC東京と同じく守備面に課題が見られ、ここ数試合は失点がかさんでいるだけに、守備面の立て直しがポイントになりそうだ。
FC東京のピーター クラモフスキー監督と横浜FMのハリー キューウェル監督はともにオーストラリア国籍の45歳と、共通点が多い。見どころ満載のゲームを制して、リスタートとなる勝点3をつかむのはどちらのチームだろうか。
[ 文:須賀 大輔 ]
