ホームのFC東京は、インターナショナルマッチウィークでリーグ戦が中断していた期間に2つのカップ戦を消化した。まずは5日と9日に広島とJリーグYBCルヴァンカッププレーオフラウンドをホーム&アウェイ方式で戦った。ホームでの第1戦を1-2で落としてしまうと、アウェイでの第2戦は逆転突破を目指したが、またしても広島の圧力に屈して1-3。さらに差を広げられ、力負けを喫した。
ルヴァンカップ敗退のショックを振り払うべく、なんとしても勝たなければならなかった12日の天皇杯2回戦では、JFLのヴィアティン三重と味スタで対戦。広島からの移動を含めて中2日の厳しい日程の中で、躍動したのは経験豊富な選手たちであった。トップ下に入った東 慶悟が先制点を挙げれば、CBの森重 真人がCKから貴重な追加点。さらに、原川 力も直接FKを沈め、前半だけで3ゴールを奪って3回戦進出を決めた。
わずか1週間で“敗退”と“進出”を経験したチームは、今度は中3日の日程でリーグ戦の場に戦いを戻す。カップ戦を戦っている間は、ただでさえケガ人が多い状況の中で各年代の日本代表に選手が招集されており、苦しいやり繰りを強いられていたが、今節からは代表組が復帰し、離脱者も少しずつ戻ってくれば一気に選択肢は広がる。まずは、この磐田戦をプレーできる全員で乗り切りたい。
前節・鳥栖戦が5月31日開催だったこともあり、少し間が空いてしまっているが、この試合は今季三度目のリーグ戦連勝が懸かっており、しっかりと3ポイントを積めれば上位陣の背中は見えてくる。不思議なことに、今季はアウェイでの勝率が高い一方で、ホームでの勝率は約3割、特に味スタではまだ1勝となかなか勝てていない(国立競技場でのホームゲームで2勝)。前半戦最後のホームゲームで勝ち切り、ファン・サポーターと喜びたい。
アウェイの磐田は、ルヴァンカップは1stラウンドで敗退していたため、FC東京と比べてリーグ中断期間中に練習等へ費やせる日は多かったが、公式戦再開初戦となった12日の天皇杯2回戦では、J3の宮崎に対して痛恨の逆転負け。先制するまでは良かったが、終盤に追いつかれると、終了間際にPKを決められてしまった。主力組から大幅にメンバーを入れ替えていたとはいえ、J1クラブのプライドが傷つく結果となってしまった。
中3日で迎える今節に向けて、大事なのは引きずらないことであり、リーグ戦の戦いに集中すること。今節を含めて前半戦は残り2試合。少しでも高い順位で折り返すためにも、勝点3が必要である。サックスブルーのリバウンドメンタリティーに期待したい。
[ 文:須賀 大輔 ]
