リーグ後半戦一発目となった前節、湘南はアウェイで川崎Fと対戦。守護神のソン ボムグンが連続でシュートストップをしていたが、62分にマルシーニョのゴールによって先制を許してしまった。しかし78分、ボランチの田中 聡が遠めから強烈なシュートを叩き込み、勝点1を分け合う結果となっている。
対する京都も、前節は引き分けで終わっている。ホームに柏を迎え、1-1で迎えた47分に川﨑 颯太のゴールが決まって勝ち越しに成功。そこからスコアは動かず後半アディショナルタイムに突入し、このまま京都の勝利で終わるかと思われた。しかし、90+7分にマテウス サヴィオにミドルシュートを決められ、こちらは追いつかれてのドロー決着となっている。
2失点目に関して、曺 貴裁監督は「サヴィオ選手の非常に素晴らしい個人技に軍配が上がったなというシュートでした」と相手チームながら賛辞を送っていた。その一方で、試合内容については「順位以上の力がある柏さんを相手に球際やセカンドボールの奪い合いや、後半にリードした中で押された時間帯も我慢するところと行くところができていました。相手コートに入ってシュートチャンスを作ったり、途中交代の選手が盛り上げてくれたりと、良い要素がたくさんあっただけに悔しく思います」と率直な思いを吐露。
「次の湘南戦で体たらくな試合をして勝点ゼロで帰ってきたら意味がない。われわれは来年のJ1の切符を取るという明確な目標も定めてあるので、それにチーム全体で向かっていくだけ」と気合いを入れ直している。
今節はどちらにとっても重要な意味を持つ。ともに降格圏内に沈んでおり、18位・湘南と19位・京都の勝点差は『1』。この“シックスポイントマッチ”は、先の長い後半戦の行く末を占う一戦になる。
ただ、湘南の山口 智監督は「そういう見られ方になると思いますけど、(いつもと同様)なんとしてでも勝ちたい試合ということには変わりない」というスタンス。「(京都は)前に前に、アグレッシブにシンプルに圧を掛けてくるチームなので、そういうところを受けて負けないこと、もしくは受けないようなやり方、相手を上回る圧の掛け方が必要」と京都戦への向かい方を話している。
また、湘南はこの6月の試合でまだ複数得点がない。前節は守勢に回る時間が長かった中でゴールをもぎ取ったが、前々節・FC東京戦は主導権を握り20本のシュートを放ちながら、無得点に終わっている。6月最後の一戦で多くの得点を奪い、7月以降のゴールラッシュと順位浮上のきっかけをつかむ一戦にもしたい。
[ 文:舞野 隼大 ]
