磐田は前節、湘南に0-5で完敗。前半にリカルド グラッサが自陣ペナルティーエリア内で相手を倒してレッドカードを受け、それで与えたPKから先制点を献上。数的不利というイレギュラーな状況下に置かれ、結果的には押し込まれる展開が続いて失点を重ねてしまった。反撃に転じたいが、守らなければいけない状況を強いられ、葛藤し続けた90分間。その中で、「チームとしてどういう形で守る、攻めるというのが90分間通して修正できなかった。攻撃に行くのか、しっかりと守るのかというところを含め、チームとしてもう少しまとまりを見せたかった」(松本 昌也)。とはいえ、ダメージの大きい敗戦から気持ちを切り替えて、次に向かうしかない。
「この試合ですべてが終わったわけではない。今まで積み上げてきたものはあるので、チームとしてもう一度見つめ直していきたい。ただ、何回もチャンスはない。次はホームなので、全員で覚悟を持ってやらなければいけない」(上原 力也) 5試合負けなしをキープしているホームゲームで3試合勝ちなしという状況を断ち切り、夏の中断期間を迎えることが今節最大のミッション。4月にアウェイで行われた前回対戦では3-0の快勝を収めている京都からシーズンダブルを飾り、はい上がっていく気概を示したい。
今週、新たなサイドアタッカーとして、C大阪からジョルディ クルークスの完全移籍加入を発表。オフ明け17日の練習からチームに合流しており、磐田デビューに期待がかかる。最大の強みであるマテウス ペイショット、ジャーメイン 良という前線の2人をより生かす意味でも、高精度のクロスを武器とするレフティーが攻撃面でどんな働きを見せてくれるか。注目が集まる。
前回対戦で2ゴールを挙げたマテウス ペイショットは、「当然難しい試合になる。京都は強度が高くて球際やセカンドボールの回収が早いチームなので、そこで上回ることが大事になる。前回はそこができたことで勝利できたと思っている」と話した上で、「日本で初めてゴールを決めたのが京都戦だったので、次も絶対に決めたい」と今節へ懸ける思いを口にする。自身4試合ぶりとなるゴールを決めて、再びチームを勝利へ導けるかにも注目だ。
対する京都は現在4試合負けなし。また、明治安田J1第16節・名古屋戦以降でいうと3勝4分1敗。引き分けは多いが、わずか1敗と“負けないチーム”になり始めている。“シックスポイントゲーム”となる今節は、他会場の結果も絡むが、中断期間前に降格圏から浮上するチャンスだ。
ただ、川﨑 颯太がパリ五輪に臨むU-23日本代表に選出されてチームを離れている。今夏に名古屋から期限付き移籍で加入した米本 拓司や、ここ4試合スタメンから外れている金子 大毅ら代役候補に期待がかかる一戦になるだろう。
お互いに勝利が欲しい“シックスポイントゲーム”。プライドがぶつかり合う一戦になる。
[ 文:森 亮太 ]
