ホームの京都は12勝8分14敗の勝点44で、現在13位。前節は広島と対戦し、1-0で勝利した。アウェイで首位に立っていたチームと互角に渡り合い、62分に右サイドからの福田 心之助の折り返しを平戸 太貴が右足で見事に決めてリードを奪う。守っても、守護神・ク ソンユンの出場停止により今季二度目の先発となった太田 岳志がファインセーブを連発。リーグ最多得点を誇る広島を無失点に抑えて、完封勝利をつかんだ。
試合後、曺 貴裁監督は「メンタル的なことも含めて、技術的にも戦術的にも非常にレベルの高い試合ができた。今までの勝ち方とは違う充実感があります」と好感触を口にしている。この勝利で降格圏内とは勝点差9となり、J1残留へ大きく前進した。また、9位の福岡とは勝点差3と1ケタ順位も視野に入ってきた。
アウェイの川崎Fは11勝11分12敗の勝点44で現在11位。前節は鹿島と対戦し、1-3で敗れた。10分に鹿島の右サイドでのスローインの流れからクロスを上げられて先制点を奪われると、18分に今度は左サイドの折り返しから追加点を許してしまう。さらに、28分にはミドルシュートを決められて3点のビハインド。後半は何度か決定機を作ったが決められず、反撃は終了間際の90+2分に山本 悠樹が直接FKを決めた1点のみに終わっている。
試合後、鬼木 達監督は「すべての失点が緩さや弱さ、球際でこぼれたり、自分たちでどうにかなる部分を持っていかれたと思っています。後半に少しエンジンをかけてやりましたし、そこで決め切れていれば流れは変わったと思いますけど、そういうものではない」と厳しく指摘している。
その4日後に行われたAFCチャンピオンズリーグエリートリーグステージ第4節・上海海港(中国)戦は3-1で勝利。家長 昭博、瀬川 祐輔、ファンウェルメスケルケン際が得点を挙げている。
両チームの前回対戦は3月に行われた第3節。京都がアウェイで川﨑 颯太のゴールにより、1-0で今季初勝利を挙げている。
試合の見どころは、両チームの強力な攻撃だ。京都はラファエル エリアスが7月のJリーグデビューから12試合で10得点と猛威を振るっている。原 大智とマルコ トゥーリオも好調を維持しており、彼らで形成される3トップが後半戦の躍進に大きく貢献している。今節は中盤を務めるキャプテンの川﨑が累積警告により出場停止となるが、元日本代表の米本 拓司らが控えており不安はない。
一方の川崎Fは大卒2年目の山田 新が15得点とブレイクを果たしており、マルシーニョやエリソンも脅威となる存在だ。京都府長岡京市出身の家長も38歳となり、円熟味を増している。総得点56はリーグ2位タイの数字だ。中盤の主軸となる脇坂 泰斗が右ハムストリング肉離れにより離脱したのは痛手だが、終盤戦を総力戦で乗り切りたい。
試合は14時キックオフ。今週に入り、京都は寒さが増している。試合当日は晴れの予報となっているが、念のため風を通しにくい上着など、衣服の調整ができるようにしておくといいだろう。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

