昨季はJリーグYBCルヴァンカップを含めて3試合を戦い、横浜FCが2勝1敗と勝ち越した。しかし、横浜FCの2勝はいずれも岡山の本拠地で挙げており、ホーム・ニッパツ三ツ沢球技場で対戦した明治安田J2第36節では2-4で敗戦。シーズンワーストの失点を喫してしまった。J1での経験は自分たちのほうが“先輩”であるとはいえ、一切油断は許されない相手。四方田 修平監督も「これ以上波に乗らせないように。しっかりとリベンジをしなければいけない」と意気込む。
岡山はJ1昇格プレーオフを勝ち抜いた昨季の勢いそのままに、J1開幕戦で京都に2-0で勝利。J1初白星を挙げ、瞬く間にクラブの歴史を塗り替えた。勝利をもたらすきっかけとなったのは、昨季から強みとしてきたセットプレー。23分に加藤 聖のCKを田上 大地が合わせたゴールはチームに勢いをもたらし、畳みかけるように36分には木村 太哉が追加点をマーク。堅実な守備で無失点に抑えるところまで、築き上げた自分たちのスタイルを体現し切ってみせた。
互いに[3-4-2-1]を基本布陣とし、堅守とセットプレーからの得点を武器とする両チーム。横浜FCの守備の要・ンドカ ボニフェイスは、「相手の強みを自分たちの強みで上回ること」をポイントに挙げ、1対1で負けない意識を強めながら、セットプレーで福森 晃斗のキックに自身がヘディングで合わせるイメージを膨らませている。さらに、昨季と比較して流れからのチャンスを増やせている点は、チームとしての変化。昨季の対戦時とは異なる“攻撃の手”で、ホームスタジアムのネットを揺らしたい。
今季のJ1は20クラブのうち8クラブが新監督を迎えた中で、現指揮官の下で4年目と、チームとしての基盤ができ上がっている両者。“継続”と”進化”を示し、勝利をもぎ取るのはどちらのチームか。
[ 文:青木 ひかる ]
