G大阪は直近の明治安田J1第30節で町田と対戦。イッサム ジェバリと山下 諒也、安部 柊斗の主力3人を出場停止で欠く中、1点ビハインドから同点に追いつき、その後もデニス ヒュメットらが決定機を作るなど、苦手としている3バックの相手に対してチャンスを作り出した。しかし、終盤に2失点を喫して1-3で敗戦。「決めるべき場面で決められたかどうかの差だったと思う。細かい部分が勝敗を分けた印象」と福岡 将太は試合を振り返ったが、第25節・岡山戦と第26節・広島戦で無得点に終わった攻撃が一定の機能性を見せた。
とりわけ今後に向けてのポジティブな材料となりそうなのが、町田戦で今季2試合目の先発出場となった奥抜 侃志が徐々にコンディションを高めていることと、後半から入って同点ゴールを演出したウェルトンのキレが戻ってきていること。また、ネタ ラヴィの電撃移籍で苦しいやり繰りを強いられているボランチに関しても、町田戦の82分から起用された美藤 倫がフレッシュな状態なだけに、連戦下にあるチームにとってのカンフル剤になりそうだ。
中2日の過密日程で迎える横浜FC戦では安部 柊斗が引き続き出場停止となるが、アウェイで行われた前回対戦で“恩返しゴール”を決めている山下 諒也と、イッサム ジェバリは出場停止が明ける。当初からダニエル ポヤトス監督は連戦を見据えたマネジメントを検討していただけに、町田戦でピッチに立ったメンバーから先発が何人か入れ替わると予想される。
ダニエル ポヤトス監督は1-3で敗れた町田戦を振り返って、「試合全体を通して、町田よりはしっかりと戦えた」と手ごたえを口にしたが、横浜FC戦で求められるのは4試合ぶりの勝利。9月以降は初参戦となるAFCチャンピオンズリーグ2の戦いも始まるだけに、できるだけ勝点を積み上げておきたいところである。
一方の横浜FCは降格圏内の19位という苦境に立たされているが、前節は上位の神戸に対して1-0で勝利。後半アディショナルタイムに伊藤 翔の劇的な決勝ゴールが生まれ、連敗を『7』で食い止めた。「最後まで必ずゴールを目指そうという姿勢が出ていたので、その意味で本当によくやってくれたなと思う」と三浦 文丈監督はチームの執念に手ごたえを口にした。
今節で勝利すれば他会場の結果次第で降格圏から抜け出せる可能性がある。また中2日のG大阪に対して、中6日と日程面で有利な状況なだけにアウェイでも勝点3を目指して戦うだろう。G大阪はここ3試合で計7失点を喫しているとあって、十分につけ入るチャンスはある。
そして山田 康太にとっては今年2月まで在籍した古巣との二度目の顔合わせ。当然モチベーション高く、かつてのホームのピッチに立つはずだ。G大阪が町田戦で、昌子 源に“恩返しゴール”を食らっている中、山田 康太が得点を挙げられるかどうかにも注目したい。
連敗を止めたいG大阪と、連勝を果たしたい横浜FCが勝利に飢えた状況でぶつかり合う。
[ 文:下薗 昌記 ]
