今季はどちらも開幕3連敗スタートとなり、ここまで3勝5敗。そのうち1試合がPK戦勝利の柏が勝点8の8位、すべて90分で決着がついている横浜FMが勝点9の7位となっている。
前節は柏が水戸に3-0、横浜FMも川崎Fに5-0と勝利。ともに下位からの脱却を目指す中、柏は3連勝(PK戦勝利含む)、横浜FMは連勝を飾りたい一戦である。
期待したいのは両チームのボランチだ。柏はここまで全試合に先発出場している23歳の中川 敦瑛。前々節・浦和戦から立ち位置が左から右に変わると、アグレッシブな攻撃参加や粘り強い守備を披露して持ち味を遺憾なく発揮し、水戸戦では豪快なミドルシュートを叩き込んで勝利に貢献した。
ここ2試合でコンビを組む原川 力の状態も気になるところだが、心身ともにコンディションが上昇している中川 敦瑛がチームを支える存在へと成長している。出場時間を増やしている大卒ルーキー・島野 怜を含めて中盤はどのような組み合わせになるのか、リカルド ロドリゲス監督の選択も楽しみだ。
対する横浜FMの注目選手は、川崎F戦で今季二度目のスタメン出場を果たした木村 卓斗。豊富な運動量を武器に攻守両面を支える25歳は、ボールポゼッションを特長とする柏に対して輝きを放てるか。先発した2試合はいずれも複数得点かつ無失点で勝利しており、良い流れで臨めるだろう。
3連敗後は白星と黒星を繰り返しており、つかみどころが難しい横浜FMに対して、柏のリカルド ロドリゲス監督は「フロンターレ戦では決定力の高さをマリノスが証明したゲームとなりました」と、5得点を挙げた前節の戦いぶりを振り返りつつ、「良い流れで来ているので、マリノスは危険な状態であると認識した上でわれわれも臨まないといけません」と続けて次のように警戒する。
「相手は個の能力の高い選手が多いです。昨季もわれわれの特徴を消そうと出てきましたし、予想しづらい部分はあります。どのような守備で来ようとも自分たちが準備をしないといけないですし、きっ抗した試合展開となれば、クオリティーの高いマリノスの前線の選手たちは試合を決定づける能力を持っているので、そのような選手たちをしっかりと止めることも重要になっていきます」 昨季はJリーグYBCルヴァンカップも含めて柏が公式戦4戦4勝を飾り、さらにはホームゲームでは2022年から公式戦全勝中と相性の良さを見せているこのカード。柏としては順位が近い相手にしっかりと勝ち切り、浮上のきっかけにしたい。
[ 文:藤井 圭 ]
