山形は前節、秋田との隣県ダービー“奥羽本戦”を2-0で制し、8試合ぶりの勝利を挙げた。負傷離脱者の多さなどで苦しい時期を過ごし、順位も中位グループまで一気に下降したが、ディサロ 燦シルヴァーノなどの積極的な補強や離脱者の復帰で、チーム状態は上向きだ。現在、ホームではすべて無得点で3連敗中。前節の勝利を契機に、一気に上昇気流に乗りたいところだ。
今季、山形は群馬に2連敗中。リーグ開幕戦では攻撃を封じられた中、少ないチャンスを決め切られて0-1の敗戦。さらに天皇杯2回戦では両チームがリーグ戦から先発全員を変更する中、1-3で敗れている。
その群馬は現在、極めて苦しい状況に置かれている。リーグ戦は6連敗中。1分を挟んでの4連敗も合わせると11戦勝利がなく、前節・大分戦の敗戦でついに降格圏に足を踏み入れている。この11試合で先制を許したのが9試合。前半のうちに追加点を奪われるケースも多く、攻撃では決定機を決め切れないシーンも目立っている。リーグ最少のシュート数でも効率よく得点できれば問題はないが、得点も少なく、追いかける展開からの勝点獲得は困難な作業だ。
山形が群馬相手に三度目の正直を果たし、そのまま走り続ける体勢を作るか。群馬が今季分が良い山形から12試合ぶりの勝利を奪えるか。結果への欲求が激しくぶつかり合う一戦になる。
[ 文:佐藤 円 ]
