前節、長崎と対戦した琉球。前半に2失点し、ビハインドを背負ったが、後半に入り人見 拓哉が立て続けに2得点。そして終盤にはサダム スレイの3試合連発ゴールが生まれ、3-2で勝利した。「前半の2失点は許しがたいミスだった」とナチョ フェルナンデス監督。相手の攻勢をはね返し切れず、アタッキングサードで揺さぶられて失点したことに「精度の高い守備を求めなければ、この厳しい状況を抜け出すのは難しい。選手たちはいつもチームのためにハードワークしてくれている。けれども、それを無駄にするようなミスを繰り返しているから、いま最下位というポジションにいる。努力が報われるよう、同じミスは許されない」と指揮官は発破をかけた。
一方、攻撃ではサイドを起点に少ないチャンスを確実にモノにした。「長崎戦の後半は失点もゼロに抑え、満足のいく内容だった。これを前半からできるようにしなければいけないし、熊本戦ではできたこと」とナチョ フェルナンデス監督。一度つかんだはずの手ごたえを思い出すため、今節に向けて準備を整える。
対するは前節の金沢戦で4ゴール快勝の山形。相手のプレスをかいくぐってクロスから得点を生み出し、セットプレーの精度も高い。ベンチにはピーター クラモフスキー監督の要求に応える選手がそろい、流れを変えられる。守備においても直近7試合は複数失点を喫しておらず、攻守ともにバランスが良い。J1参入プレーオフ出場圏に入るためにも、今節は絶対に負けられない。
大事な一戦を前に、琉球はサダム スレイ、山形は山﨑 浩介が出場停止。攻撃と守備のキーマンが不在の中、底力を見せて勝利をつかむのはどちらか。
[ 文:仲本 兼進 ]
