城福 浩監督が就任して約3カ月、前線にボールを入れる機を逃さないように意識を強め、縦へのスピードが増したのがいまの東京Vだ。ただ、21日の明治安田J2第31節・水戸戦で2-1と勝利するまで、公式戦8試合勝ちなしと長いトンネルの中にいた。「内容に結果が伴わない、あんな5週間を過ごすことになるとは思わなかった」と漏らしたのは城福監督だ。それでも、中2日の日程で先発7名を入れ替えた水戸戦で勝点3を得た。「違う意味で信じられない、これからの4週間を作りたい」。指揮官はそう宣言している。
ただ、約1週間のインターバルがあった山形に対して、東京Vは中2日での3連戦目。それ以前を含めれば7連戦の最終戦という過密日程の中にいる。「最大のリカバリーは勝利。コンディション、心身の状況をチェックしてメンバーを組む」と城福監督は話している。水戸戦で先発しなかったンドカ ボニフェイス、佐藤 凌我、染野 唯月、石浦 大雅といった選手の奮闘は必須だろう。なお、水戸戦でフル出場した河村 慶人も「まあ……大丈夫です!」と強気の発言をしていた。それに、阪野 豊史は3戦連発を狙っている。
対する山形は2連勝中。ピーター クラモフスキー監督は千葉に2-0で勝利した前節後、「自分たちの良いフットボールを出しながら戦えた」と手ごたえを語っていた。樺山 諒乃介が今季途中加入後初ゴールをマークするなど朗報も多い。より上位でJ1参入プレーオフを戦うためにも、勝ち続けたい。「スタイルのハッキリしているチームで、アクチュアルプレイングタイムを大事にするという意味では大枠の思考は似ている」と城福監督も分析していた。
山形は3連勝を、東京Vは7月6日以来の連勝と、8月6日以来のホーム戦勝利を目指す。
[ 文:田中 直希 ]
