ホームでの開幕戦を落とした磐田は、そこからプレスを掛けるタイミングを再度共有し、必要以上にプレスを掛けない守備スタンスで前節・山口戦に臨んだ。それゆえ相手にボールを握られる時間は長かったものの、「開幕戦と比べてもまとまりながらやってくれた手ごたえはある」と横内 昭展監督。チームとして一定の手ごたえをつかむドローとなった。
攻撃面でも、ボランチの遠藤 保仁と針谷 岳晃のコンビを中心としたビルドアップから「われわれが狙いとしていた攻撃も何度かあった」(横内監督)とポジティブな側面も見られた。山形戦では狙いとしている形をゴールに結びつけ、攻撃のほうでも1つずつ成果を実らせていきたい。また、2試合連続でゴールが生まれているセットプレーはいまのチームの得点源となりつつある。そしてキックで違いをもたらしている遠藤は、2試合連続アシスト中。この試合でもカギを握る存在となる。
対する山形は、過去にない好スタートを切っている。甲府との開幕戦を制して迎えた前節・千葉戦は、序盤こそ相手のハイプレスに苦しんで先制点を許したものの、前半終了間際にイサカ ゼインが同点ゴールを挙げると、後半にはデラトーレとチアゴ アウベスの2試合連続ゴールで逆転に成功。クラブ史上初の開幕連勝を達成している。
その好調を支えているのが新戦力のイサカ ゼインだ。今季から山形に加入した25歳は、開幕戦では持ち味のスピードを生かして右サイドを突破し、先制点を演出すると、前節は加入後初得点をマーク。今節はサイドの攻防がポイントとなり得るが、縦への推進力をもたらしている快足アタッカーがそこを制する上でキーマンとなるだろう。
[ 文:森 亮太 ]
