すでに町田がJ1昇格とJ2優勝を決めており、残す自動昇格枠1つを、2位・清水、3位・磐田、4位・東京Vが3つ巴で争う。
磐田は前節、ホームで水戸に5-0で大勝。15分に山田 大記の先制ゴールで口火を切ると、絶好調の上原 力也が3試合連続となるゴールで勢いをつけて、トータル5発で快勝。その勢いのまま最終決戦、アウェイの栃木へと乗り込む。
その磐田と対峙する栃木の時崎 悠監督は、「磐田さんはプレッシャーに行けば背後へのランニングで起点を作られるし、プレッシャーに行かなければサイドチェンジやフィード、クサビのパスなど質の高いボールが入ってくる。抜け目なく、バランスが良く、質の高いチーム」と警戒する。
ホームの栃木がソリッドな守備網を築き、磐田がその壁をぶち破れるかという構図になると予想されるが、磐田としては水戸戦のように前半の早い段階でゴールを奪い取り、優勢にゲームを進めたいところだろう。
磐田は清水と勝点1差ではあるが、得失点差で大幅に上回られているため、磐田が自動昇格圏に浮上するためには、まず栃木に勝利することがマストの状況。その上で、清水と東京Vの試合結果を待つことになる。
対する栃木は前節、アウェイで東京Vに0-1で敗戦。前半終了間際に相手の退場を誘って数的優位に立ったが、82分に中原 輝に直接FKを沈められた。これで7戦未勝利となった。
大森 渚生は「終盤に失点するとか、相手が1人少ないのに負けるとか、最終節はこの悪い流れを払しょくするものを何か見せつけないといけない」と語っているが、これがチームの総意だろう。
高いモチベーションで向かってくる磐田を食い止め、一矢報いるゴールや勝利をつかみ取れるか。6日には時崎監督の今季限りでの退任が発表され、これが“時崎・栃木”のラストマッチになる。負けて終わることはできない。意地の見せどころだろう。
[ 文:鈴木 康浩 ]

