栃木は岡山との開幕戦を0-3で落とした。プレシーズンに準備してきたアグレッシブな守備が鳴りを潜め、狙いとする良い守備から良い攻撃につなげることがほとんどできなかった。
「僕らはもっとつながりをもってプレーしないといけない。そうじゃないとボールは奪えない」とは森 俊貴の言葉だ。
昨季まではチームとして攻守に徹底してつながり、その一体感によって相手に対抗してきたが、今季から田中 誠監督が率いる“新星栃木”にはそれがまだ不足している印象だ。
全体がつながり、コンパクトに戦うことができれば、その中においておのずと球際や競り合いといったプレー強度も引き上がり、戦う姿勢に迫力が出てくる。今週のトレーニングでは開幕戦で露呈した課題に取り組み、修正を図った。田中監督は「ホーム開幕戦で無様な姿を見せるわけにはいかない」と語り、今季初得点と初勝利を誓う。
一方の山形は2連勝を狙う一戦となる。千葉との開幕戦では11分に先制ゴールを許したものの、その後は落ち着いてボールを握りながら徐々にゲームをコントロール。後半のスタートからFWで起用された高橋 潤哉が54分、60分と立て続けにゴールを奪って逆転に導いた。昨季はともにJ1昇格プレーオフへ進出し、昇格候補に挙げられる千葉との開幕戦を3-2でモノにし、幸先の良いスタートを切った。
就任2年目となる渡邉 晋監督は試合後、プレシーズンにおける試行錯誤に触れつつ、「後半の逆襲につなげることができた」と選手たちの修正力や実行力を称えるコメントを残した。山形は昨季の主力選手が多数残り、実力のあるアタッカーたちが新たに加入。アウェイ3連戦の2試合目となる今節も、確実に勝利をつかみ取りたいところだ。
[ 文:鈴木 康浩 ]

