山形は前節・水戸戦に続くホーム連戦だが、山形はホームゲームに限れば5連敗中。今季ホームでは2勝2分7敗と圧倒的に分が悪い。ホームでこれ以上の負けが許されない認識はチーム内でも共有されているが、その思いを結果に結びつけられるか。
前節は首位を走るチームとの力の差を実感する試合となった。5分に先制を許し、20分に追加点を奪われると、その後も相手に主導権を握られる時間が長く続いた。さらなる追加点こそ許さなかったが、反撃は後半アディショナルタイムの堀金 峻明の1点にとどまった。今節は入りから相手に襲いかかり、先にスコアを動かしたい。
一方のいわきは明治安田J2第21節・鳥栖戦に0-1で敗れたあとは、中断期間を挟んでここ4戦で2勝2分。大宮、磐田に勝ち、長崎、千葉とはドローと、上位チームとの対戦で勝点をもぎ取ってきた。
クラブ10周年記念マッチとして行われた前節・磐田戦は、後方からつなぐスタイルの磐田に対してハイプレスを機能させてペースを握り、セットプレーやシンプルなロングボールで前半に2点、後半に1点を奪い、3-1で勝利。25本のシュートを浴びせ、後半アディショナルタイムの失点がなければ文句なしの快勝だった。
エース・谷村 海那が横浜FMへ移籍したあとはキム ヒョンウが2トップの一角を務め、新たなスタイルが確立されつつある。ただ、今節は石渡 ネルソンが出場停止。主軸の欠場をどう補うかは見どころの1つになる。
いわきのホームで行われた前回対戦の第9節は、前半終了間際にディサロ 燦シルヴァーノがゴールを決め、それが決勝点となって山形が1-0で勝利した。前回対戦はロースコアになったものの、今季の失点数を見ると山形が『38』、いわきが『35』で、ともに試合数を大きく超えてボトムハーフに入っている。山形はここ11試合でクリーンシートがなく、いわきも無失点で終えたのはスコアレスドローとなった第2節・大分戦のみ。打ち合いになるか、無失点で抑え込むか。目が離せない試合になる。
[ 文:佐藤 円 ]
