自分たちはしっかり戦えていた。それなのに、0-1で敗れた。
敗因は何だったのか。
「相手の気迫というか、鬼気迫るというか、彼らのプラスα、100以上の力みたいなところに少しずつ押されてしまった」 それでは、気迫とは何なのか。
「気持ちが乗っているときというのは、ボールへの反応がかなり早かったり、キワのところでのパワーがいつも以上に出たり、その準備の質、スピードは単純に上がっていきます」 気迫によって上がるというボールへの反応、キワの部分でのパワーは、小林 慶行監督が千葉を率いる上で常に重要視していることだ。だからこそ、そこで相手に上回られたことが結果と同等に悔しかった。
そして、30日に行われる明治安田J2第28節でホーム・フクダ電子アリーナに甲府を迎えようとするいま、あらためて思う。
「次のホームゲームでは自分たちが間違いなく相手を上回っていかなければいけない最重要ポイントになる」 気迫を持って挑んでくるのは甲府も同じだろう。前節、札幌に1-2で敗れて連勝がストップ。5ポイントだったJ1昇格プレーオフ圏との差は8ポイントに広がった。
連敗は避けなければならない。1試合平均0.93と上位陣と変わらぬ失点数の少なさを実現する守備の堅さで千葉を封じ、6試合連続で得点できている攻撃陣が千葉のスキを突きたい。
自動昇格圏の堅持ともう1つ上を目指す千葉。プレーオフ進出に望みをつなぎたい甲府。なんとしても勝ちたいのはどちらも同じだ。フクアリでは気迫と気迫がぶつかり合う、激しく熱いバトルが展開されることになるだろう。
[ 文:菊地 正典 ]
