山形は横内 昭展監督就任後9試合目の前々節・富山戦で初の連勝を達成。その勢いのまま、前節は仙台との“みちのくダービー”に臨んだ。前半は苦しい時間を耐え、39分に氣田 亮真のゴールで先制したものの、後半に3点を奪われて逆転負けを喫した。
昨季まで3年連続で“プレーオフ”に出場してきた中、現在はJ1昇格プレーオフ圏まで勝点13差。残り8試合ですべて勝ってもさらに他力に頼らざるを得ない状況だが、まずは目の前の試合を取らなければ始まらない。今節は城和 隼颯が累積警告により出場停止。さらに、前節で負傷交代となったGKトーマス ヒュワード ベルも欠場が見込まれるだけに、先発メンバーの編成が注目される。
山口は前節、残留圏のボーダーラインを挟む大分との直接対決で敗戦。17位との勝点差が『5』から『8』に広がり、J2残留に向けてさらに厳しい状況となった。この先は19位・富山、17位・熊本との直接対決を残しているが、勝点が届く可能性があるという意味では、勝点11差の山形と対峙する今節も重要な“直接対決”だ。
上位チームとの対戦が多かったここ5試合は1勝2分2敗。前々節は千葉に2-1で勝利し、8月には水戸、仙台とドローに持ち込むなど、チーム力は確実に上がっている印象だ。ただ、今週に入り、6月に加入した輪笠 祐士が千葉戦で負傷したことが発表された。加えて、直近の5試合で先発出場を続け、明治安田J2第28節・水戸戦で2ゴールを挙げた有田 稜は山形から期限付き移籍で加入しているため、今節は契約上出場できない。こちらも先発メンバーの顔ぶれが注目される。
前期の対戦は山口が年1回のセービング陸上競技場開催という地の利を生かし、山本 駿亮(現・奈良)のゴールで1-0の勝利。ともに追い込まれた状況で迎える今節も目が離せない一戦になりそうだ。
[ 文:佐藤 円 ]
