まず、J1昇格争いと両者の状況を紹介したい。
J1自動昇格圏の2位から、6位以内のJ1昇格プレーオフ出場圏を現実的に目指せそうな8位までが勝点6差で肉薄している。徳島は現在、勝点58の5位。勝点を積み重ねられれば2位を目指せる可能性はある。その反面で、黒星1つでプレーオフ出場圏からの陥落もすぐに起きる状況だ。
その中で徳島は今節、リーグ得点ランキング3位タイの13得点を挙げているルーカス バルセロス、今季32試合に出場してチームの主軸を担う鹿沼 直生の2選手が出場停止。FW、ボランチともに、まずは誰が出場機会をつかむかに注目したい。FWでは古巣戦となる宮崎 純真、外国籍枠の関係もあってベンチ外だったローレンス デイビッド、徳島県出身の西野 太陽などが候補として想像できる。ボランチでは玄 理吾や山下 雄大といった選手に加えて、プレシーズンの負傷をきっかけに長期離脱を余儀なくされていた中、最近になって練習に合流した岩尾 憲の起用があるかどうかも注目ポイントになりそうだ。
対する甲府も、今季32試合に出場し、3CBの中央として守備の要を担っていた孫 大河が出場停止。CBながらセットプレーを中心に4得点を挙げている選手の不在は痛手となる。今季を振り返ると、井上 樹が同ポジションでの出場経験があるが、10月下旬に全治4週間の負傷離脱が発表されたばかり。また、開幕直後は小出 悠太が同ポジションで3月下旬まで出場していた実績が残っているが、直近の前節・水戸戦では右ウイングバックの位置で、5月以来の先発出場となっている。誰がCBとして出場機会をつかむかに注目だ。
新たに出場機会をつかんでヒーローになるのは、誰か。そして、勝者は――。間もなくキックオフを迎える。
[ 文:柏原 敏 ]


