大分はここまで8勝14分14敗。今季はイメージどおりにチームスタイルを構築することができず、特にシーズン後半は得点力不足に悩んで低迷した。ようやくチームとしての戦い方が定まってきた手ごたえを得たのはここ数試合の話だ。降格圏とは勝点6差で、残り2試合で最低でも勝点1を積めば自力で残留を確定できる状況だが、対戦相手が今節は千葉、最終節は現在首位の水戸と好調なチームで、油断は決して許されない。
引き分けでも残留確定とはいえ、ふがいなかったシーズンのラスト、ホーム最終戦の今節こそ、支えてくれた人たちへ勝利の歓喜を届けたい。出場停止や負傷などで多少のメンバー変更がありそうだが、ピッチに立つ選手たちがいかに意思疎通しながら臨機応変に戦えるか、底力が問われる。
3位・大宮と同勝点で、自動昇格圏と勝点3差の千葉としては、得失点差の勝負も考慮しながら複数得点で勝点3を積みたいところ。前節・藤枝戦は、残留のために、ここまで貫いてきたチームスタイルをかなぐり捨てて守備を固める相手に対し、激しく攻め立てながらもこじ開けられずに勝点1止まりだった。今節も残留争い中の相手との戦いとなる中、大分の出方を見極めながらパワーを出していきたい。
勝点1でも残留を確定できる大分と、自動昇格には勝点3が必要な千葉。試合展開による両指揮官の駆け引きも、見ごたえのあるものになりそうだ。
[ 文:ひぐらし ひなつ ]
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