磐田はJ2勢の中で唯一、90分間での勝利を飾れずにいる。前節・いわき戦は3バックという布陣変更に踏み切ったが、結果的には0-1で敗戦を喫し、J2相手に4連敗(うち1試合はPK負け)。試合ごとに微調整を繰り返しながら“初勝利”を目指しているものの、結果として報われない苦しみを味わっている。
ただ、戦力が戻りつつあることは「明るい材料」(志垣 良監督)だ。前々節・大宮戦で負傷交代した井上 潮音は大事に至らず、前節はベンチ入り。第3節・松本戦で負傷交代した上原 力也と相田 勇樹も前節の途中出場で復帰を果たした。始動日から別メニューが続いていた川口 尚紀や、プレシーズンのキャンプ中にケガをした為田 大貴も全体練習には復帰している。
最も在籍年数が長い上原 力也は「ずっと外で見る時間が続いて、チームの力になれなかったので、早くチームの力になりたい」と思いを口にする。特にここまではEAST-Bグループワーストの4得点と攻撃面に深刻な課題を抱えているため、ボール保持の局面で変化と落ち着きをもたらす活躍が期待される。
対する甲府は開幕5連勝(うち1試合はPK勝ち)と好スタートを切り、その後は2連敗と足踏みが続いたが、前節は大宮を2-1で下して連敗を止めた。前節は太田 龍之介が2得点を挙げ、チームに勢いをもたらす存在となっている。また、守備面においても、EAST-Bグループ最少タイの5失点と手堅い。リーグ戦では過去一度も勝利を飾れていないアウェイでの磐田戦という“難関”を突破できるかに注目だ。
[ 文:森 亮太 ]
