栃木SCは前節、アウェイで岐阜と対峙。37分に五十嵐 太陽が先制ゴールを決めて折り返すと、後半は劣勢に陥ったが、全員が泥臭く体を張って失点ゼロに抑え、今季3つ目となる勝点3を手にした。
前節の得点は、左サイドの攻撃にボランチの青島 太一が加わり、ペナルティーエリア内へと進入した流れからだった。青島 太一は「前に関わることを意識していたし、ああいうシーンを増やせると攻撃の厚みが増す」と振り返る。
チームが狙いとする攻撃の形が徐々に見え始めており、選手たちは手ごたえを口にするが、一方でまだ複数得点が奪えておらず、大きく前進するための課題が横たわっている。4月18日には攻撃に色づけできる藤原 健介を磐田から育成型期限付き移籍で獲得しており、得点力を向上させるための試行錯誤が続く。
一方、アウェイに乗り込む金沢は前節、ホームで奈良と対戦し、パトリックが挙げた2ゴールによって2-1で競り勝った。
2ゴールとも左の西谷 和希から、ゴール前でパトリックが“仕留めるクオリティー”を見せつけた。パトリックはこれでゴール数を『6』まで伸ばし、J3得点ランクトップタイに。J1でも示した点取り屋の本領がいよいよ発揮され始めている。
なお、金沢に所属する西谷 優希と西谷 和希は栃木県出身で、栃木SCは古巣となる。好調の金沢をけん引する2人が、地元凱旋となるゲームで何を表現するのか、注目したい。
[ 文:鈴木 康浩 ]