この2チームは、2週間前に明治安田J1の舞台で顔を合わせている。ベスト電器スタジアムで行われた一戦は、開始早々にCKから宮 大樹のゴールで福岡が先制。しかし、前半半ばに相手のパスミスを見逃さなかった松木 玖生がプロ初ゴールを決め、FC東京が同点に追いつく。それでも、前半終盤に山岸 祐也が勝ち越しゴールを奪い、福岡が1点リードで折り返すことに成功。後半は福岡のサイド攻撃とカウンターアタックが冴えわたり、途中出場のルキアンが2ゴール、山岸が1ゴールと、終わってみれば5得点の大勝を飾った。
その試合からFC東京はチームの歯車が狂い始め、リーグ戦3連敗中。ホームに帰って戦った前々節・鳥栖戦を0-1で落とすと、アウェイゲームとなった前節・磐田戦は1-2で敗戦と、5月に入って勝点を挙げられていない状況にある。そんなチーム状況を考えれば、コンペティションが異なり、さらに次のステージへ進めないことが決まっていたとしても、勝利は絶対に欲しいところ。ここで流れを変えることができれば、5月後半戦の戦いに良い風を吹き込むことができるだろう。
おそらく、ここまでの戦いぶりを見てもリーグ戦のメンバーからガラリと顔ぶれは変わるはず。若手、ベテランに関係なく、ここでチャンスを与えられる選手は多いだろう。2週間前のリベンジの意味も込め、平日夜のホームゲームに駆けつけてくれるファン・サポーターに久しぶりの勝利を届けたい。
対する福岡はグループステージ突破の可能性を残して敵地に乗り込んでくることもあって、モチベーションの高さは容易に想像できる。勝点9で並ぶ湘南と勝点7で3位の磐田が裏のカードでつぶし合うため、福岡は勝てば文句なしで次のステージに進める状況。余計な計算をせず、この一戦に集中して戦いたい。
ここまでのグループステージ5試合はリーグ戦で出場機会の少ない選手を中心に戦ってきたが、この大事な一戦で長谷部 茂利監督がどのような顔ぶれをチョイスするかに注目である。リーグ戦では前節・川崎F戦で5試合ぶりの黒星を喫し、そこから中3日で立て続けに関東でのアウェイゲーム。チーム一丸で乗り切り、今季のチーム目標の1つである『カップ戦でベスト4以上』に1歩近づきたい。
[ 文:須賀 大輔 ]
