逆転優勝に望みをつなぎたい横浜FMは、ホームで札幌と激突。大分vs仙台、横浜FCvs徳島は残留をかけたサバイバルマッチに【プレビュー：明治安田Ｊ１ 第32節】

明治安田生命Ｊ１リーグは、16、17日に第32節の7試合が行われる。ＡＣＬに出場した3チームの試合はすでに9月22日に行われており、川崎Ｆは2-1で鹿島に勝利。名古屋はFC東京と1-1で引き分けた。Ｃ大阪は広島に1-0で勝利している。

首位の川崎Ｆに勝点12差を付けられた横浜FMは、ホームに札幌を迎える。すでに試合を終えている川崎Ｆとの差を詰め、逆転優勝の可能性を残すためにも勝点3が求められる試合となる。前節は湘南を1-0で下し、3試合ぶりに勝利を手にした。2試合連続ゴール中で得点ランクのトップに立った前田 大然が、今節も輝きを放てるか。一方の札幌は前節、Ｇ大阪に5-1と快勝を収め勢いに乗る。こちらは久しぶりにゴールを決めた金子 拓郎の左足に注目だ。

3位の神戸はホームで福岡と対戦。前節は浦和を5-1で撃破した。アンドレス イニエスタが2ゴールを決め、武藤 嘉紀が3試合連続ゴールをマーク。その試合で移籍後初ゴールを決めた大迫 勇也は日本代表戦での負傷により今節は欠場が濃厚となるが、同じく初ゴールを決めたボージャン クルキッチが代わってスタメンに名を連ねるかもしれない。対する福岡は、前節清水に敗れ、6試合ぶりの黒星を喫した。久しぶりに複数失点を喫した守備の修正がテーマとなりそうだ。

浦和はホームにＧ大阪を迎える。前節は神戸に完敗を喫し、連勝が3でストップした。巻き返しを期す今節は、大量失点を喫した守備の立て直しが求められるだろう。Ｇ大阪も前節は5失点の完敗。こちらも失点が増えているだけに、まずは安定した守備を取り戻し、パトリックら攻撃陣の一発にかけたい。

鳥栖はホームで湘南と対戦。前節は徳島に敗れ、2連敗となった。ACL出場に向けて、これ以上の取りこぼしは許されない。2試合連続3失点の守備はもちろん、3試合ゴールのない攻撃陣が意地を見せられるか。湘南は前節、横浜FMに敗れ2連敗。5試合未勝利で17位と降格圏に沈んでいる。運動量が低下する後半に失速するケースが目立つだけに、90分を通して強度を保てるかが苦境脱却のカギとなるだろう。

清水はホームに柏を迎える。前節は福岡に競り勝ち、残留争いから一歩抜け出した。ここ5試合で4得点のチアゴ サンタナに今節も大きな期待がかかる。対する柏は前節仙台と引き分け、連敗を2でストップ。もっとも3戦未勝利と状態はいいとは言えない。2試合連続ゴール中の神谷 優太が、チームに勢いをもたらす役割を担えるか。

大分vs仙台は、残留争いの直接対決となる。18位の大分は、前節Ｃ大阪に競り勝ち、3試合ぶりに勝点3を手にした。ここ4試合でわずか1失点と堅守が光るなか、あとはいかに得点を奪えるか。呉屋 大翔、長沢 駿らFW陣の爆発が求められる。19位の仙台は前節、柏と引き分け、連敗を2で食い止めた。それでも3試合勝利がなく、浮上の兆しは見出せていない。こちらも攻撃面に課題を抱えるなか、好調を維持する富樫 敬真にかかる期待は大きい。

横浜FCと徳島の一戦も、残留をかけたサバイバルマッチとなる。最下位に沈む横浜FCは、前節、鹿島を下し、5試合ぶりに勝利を手にした。精度の高いキックで攻撃を操る瀬古 樹のパフォーマンスに注目だ。対する徳島は2連勝で残留圏となる16位に浮上。前節は垣田 裕暉が2ゴールを奪う活躍を見せ、鳥栖に3-0と快勝。この勢いを保ち、一気に残留争いから抜け出せるか。

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鳥栖vs湘南
浦和vsＧ大阪
清水vs柏
横浜FCvs徳島
神戸vs福岡
横浜FMvs札幌
大分vs仙台