
明治安田J2リーグは21日と22日に、後半戦のスタートとなる第20節の10試合が開催される。
首位でシーズンを折り返した千葉は、ホームに6位の磐田を迎える。前節は徳島と引き分け、4試合勝利がない。前回対戦で0-1と敗れた相手にリベンジを果たし、首位の座を守れるか。対する磐田は愛媛を下し、7試合負けなしとしている。2ゴールで勝利の立役者となったマテウス ペイショットが今節も重要な役割を担うだろう。
破竹の7連勝で2位に浮上した水戸は、今治の本拠地に乗り込む。前節は鳥栖を1-0で撃破した。2か月連続で月間MVPに輝いた渡邉 新太に今節もかかる期待は大きい。今治は札幌と引き分け、5試合勝利から遠ざかる。今節はエースのマルクス ヴィニシウスが出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手の出来がカギを握るだろう。
3位の大宮はホームで鳥栖と対戦。前節は長崎と引き分け、7戦負けなしとしたが、3試合連続のドローとなった。勝ち切れない試合が続くなか、失点が目立つ後半の試合運びがテーマとなりそうだ。鳥栖は水戸に敗れ、2試合勝利がない。1-0で勝利した前回対戦で決勝点を挙げた西澤 健太が再び大仕事をやってのけるか。
4位の仙台はホームに甲府を迎える。前節は山形との撃ち合いをモノにし、4戦負けなしとした。3戦連発中の郷家 友太に今節もかかる期待は大きい。甲府は熊本と引き分け、2試合勝利がない。2試合ともに先制しながらも勝利を手にできていないだけに、リード時の試合運びがポイントになるだろう。
5位の徳島はホームで大分と対戦。前節は千葉と引き分け、5試合負けなしとした。今季最多の3失点を喫した守備の修正がテーマとなりそうだ。大分は秋田に敗れ、2試合勝利がないが、水曜日に行われた天皇杯ではPK戦の末に札幌を下し、3回戦へと駒を進めた。その試合で終了間際に起死回生の同点弾を決めた宇津元 伸弥がリーグ戦でも結果を残せるか。
いわきはホームに富山を迎える。前節は山口と引き分け、連勝はならなかった。3戦連発と調子を上げてきた谷村 海那に今節も大きな期待がかかる。富山は藤枝に敗れ、2連敗。15試合未勝利と苦しい戦いが続く。ここまでリーグ最少の16得点に留まる攻撃面のテコ入れが求められるだろう。
愛媛はホームで山口と対戦。前節は磐田に敗れ、9試合勝利がない。過去対戦ではホームで負けなし(3勝4分)と、相性の良い相手を撃破し、浮上のきっかけを見出したい。対する山口はいわきと引き分け、3試合連続のドローとなった。それでも終了間際に追いつく粘りを見せており、その勢いを今節にも持ち込めるか。
藤枝vs札幌は勝点22で並ぶ12位と13位の対戦となる。藤枝は前節、富山を下し、2連勝と調子を上げてきた。殊勲の決勝点を挙げた川上 エドオジョン 智慧が今節も結果を残せるか。札幌は今治と引き分け、3試合勝利がなく、水曜日に行われた天皇杯でもPK戦の末に大分に敗れている。今節は今治戦で2ゴールを挙げた高嶺 朋樹が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。
熊本はホームに長崎を迎える。前節は甲府と引き分け、連敗を3で止めたものの、8戦勝利なしと苦境に陥っている。2戦連発と調子を上げてきた17歳の神代 慶人がチームに勝点3をもたらす活躍を見せられるか。長崎は大宮と引き分け、2試合勝利なし。今節を前に下平 隆宏監督が解任となり、高木 琢也新監督の下でリスタートを切る。かつては長崎をJ1昇格に導いた実績を持つ新たな指揮官は、いかなる手腕を見せるのか。注目の一戦となる。
秋田はホームで山形と対戦する。前節は大分を下し、3戦負けなしとした。2ゴールで勝利の立役者となった佐藤 大樹に今節もかかる期待は大きい。対する山形は仙台に敗れ、4連敗。今節を前に渡邉 晋監督が解任され、佐藤 尽コーチが暫定的に指揮を執る。ここ3試合で10失点を喫する守備の修正が重要なテーマとなるだろう。
■各試合の見どころをチェック
いわきvs富山
愛媛vs山口
今治vs水戸
大宮vs鳥栖
千葉vs磐田
藤枝vs札幌
徳島vs大分
熊本vs長崎
秋田vs山形
仙台vs甲府