明治安田Ｊ３リーグは4日と5日に第30節の10試合が行われる。
首位の八戸はアウェイで相模原と対戦する。前節は鹿児島との直接対決をモノにし、首位の座を守っている。今節は稲積 大介と佐藤 碧の2人を出場停止で欠くなか、代わってピッチに立つ選手の出来がカギを握るだろう。相模原は群馬と引き分け、3試合勝利がない。勝利した前回対戦で2ゴールをマークした武藤 雄樹に今回も期待がかかる。
鹿児島vs栃木Ｃは3位と2位の直接対決となる。鹿児島は前節、八戸に敗れ、11試合ぶりに黒星を喫した。再びの上位対決となる今節は3試合ゴールのない河村 慶人に結果が求められる。栃木Ｃは鳥取を下し、2連勝を達成した。値千金の決勝点を挙げたピーター ウタカに今節も期待がかかる。
4位の宮崎は、讃岐の本拠地に乗り込む。前節は琉球を4-2で撃破した。ここ4試合で4ゴールをマークする阿野 真拓が今節も重要な役割を担うだろう。讃岐は金沢に敗れ、今季初の連勝はならなかった。途中出場から結果を残す岩岸 宗志の起用法がポイントになりそうだ。
5位のFC大阪は、アウェイで鳥取と対戦する。前節は奈良と引き分け、2試合勝利がない。今節はエースの島田 拓海が出場停止となるなか、他の攻撃陣が意地を見せたいところだ。鳥取は栃木Ｃに敗れ、連勝はならず。チャンスを作りながらも無得点に終わっただけに、ゴール前での質向上が求められるだろう。
6位の奈良は琉球とのアウェイゲームに臨む。前節はFC大阪と引き分け、3試合勝利がない。終了間際の失点で勝ちきれなかっただけに、試合の終わらせ方がテーマとなる。琉球は宮崎に敗れ、2連敗となった。2試合連続で4失点の守備組織の立て直しが急務となる。
栃木SCvs北九州は7位と8位の対戦となる。栃木SCは前節、松本と引き分け連勝が3で止まったものの、8試合負けなしとした。ゴールを量産する中野 克哉、太田 龍之介、五十嵐 太陽の前線トリオが今節も攻撃のカギを握るだろう。北九州は高知に敗れ、3連勝はならなかった。シュート6本で無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。
長野はホームで金沢と対戦。前節は福島を下し、8試合ぶりに勝点3を手にした。2ゴールで勝利の立役者となった忽那 喬司が今節も輝きを放てるか。金沢は讃岐を2-1で撃破した。終了間際のゴールで勝ちきった勢いを今節にも持ち込み、プレーオフ進出の可能性を高めたい。
岐阜はホームに群馬を迎える。前節は沼津に競り勝ち、5連勝を達成した。加入後初ゴールを決めたブヴィク ムシティ オコが、ここから勢いに乗っていけるか。群馬は相模原と引き分け、連敗を5で止めたものの、6戦未勝利と苦しい戦いが続く。加入後初ゴールをマークした山口 一真が嫌な流れを断ち切る結果を残したい。
福島はホームで松本と対戦する。前節は長野に敗れ、2連敗となった。過去対戦では5試合連続で負けがない（3勝2分）相性の良い相手を撃破し、再び勢いを取り戻せるか。松本は栃木SCと引き分け、連勝はならなかった。なかなか勢いに乗れないなか、9試合ゴールのない田中 想来の復調が待たれる。
高知はホームに沼津を迎える。前節は北九州を下し、連敗を6でストップ。白石 尚久監督の初陣を白星で飾った。クリーンシートを達成した粘り強い守備をこの試合でも実現したい。沼津は岐阜に敗れ、連勝はならなかった。前回対戦で4-0と大勝した相手を再び撃破し、復調の足がかりを築けるか。
■各試合の見どころをチェック
長野vs金沢
岐阜vs群馬
相模原vs八戸
鹿児島vs栃木Ｃ
琉球vs奈良
福島vs松本
栃木SCvs北九州
鳥取vsFC大阪
讃岐vs宮崎
高知vs沼津
