明治安田J2リーグは8日と9日に第36節の10試合が開催される。
今季も残り3試合となり、今節にも水戸の優勝、昇格が決まる可能性がある。条件は水戸が勝利し、2位の長崎が敗戦もしくは、3位の千葉が引き分け以下に終わった場合、水戸の2位以内が確定。両チームがその結果になった場合には、水戸の優勝も決定する。
水戸はホームで4位の大宮と対戦する。前節は甲府を下し、2連勝を達成した。前回対戦では0-2と敗れた相手にリベンジを果たし、ホームで悲願の昇格なるか。対する大宮は秋田を下し、宮沢 悠生監督就任以降、5戦負けなしとした。2-0で勝利した前回対戦でゴールを決めた杉本 健勇が再び結果を残せるか。
2位の長崎は愛媛の本拠地に乗り込む。前節は磐田に敗れ、高木 琢也体制下での初黒星を喫した。3位の千葉に1ポイント差に迫られており、勝点3が求められる一戦だ。前節不発に終わった攻撃陣が意地を見せられるか。対する愛媛は富山と引き分け、連敗を3で止めたものの、4試合勝利がない。すでに降格が決定したなか、残り3試合で意地を見せたいところ。1-1で引き分けた前回対戦でゴールを決めた村上 悠緋に今回も期待がかかる。

3位の千葉はホームに藤枝を迎える。前節は札幌を撃破し、3戦負けなしとした。2ゴールで勝利の立役者となったカルリーニョス ジュニオが今節も力強く攻撃を牽引するはずだ。藤枝はいわきに敗れ、5試合勝利がない。12節以来のゴールを決めたアンデルソンが今節も結果を残せるか。
5位の徳島はホームで甲府と対戦する。前節は鳥栖と引き分け、2試合勝利がない。2試合連続で無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。甲府は水戸に敗れ、こちらは4試合勝利がない。得点力不足に苦しむなか、加入後まだ結果が出ていないネーミアスの初ゴールが待たれる。
6位の仙台はホームに熊本を迎える。前節は今治に敗れ、連勝はならなかった。2戦連発の宮崎 鴻が好調を維持する一方、2試合で5失点の守備組織の修正がテーマとなる。熊本は山口に敗れ、6試合勝利がない。18位の山口に3ポイント差に迫られており、厳しい状況に追い込まれた。2試合連続でゴールのない攻撃陣の奮起が求められる。
札幌はホームで大分と対戦する。前節は千葉に敗れ、2連敗。1年でのJ1復帰の可能性が絶たれている。5点を奪われた守備組織の立て直しが重要なテーマとなるだろう。大分は山形に敗れ、4試合ぶりの黒星を喫した。前回対戦で勝利した相手を再び撃破し、残留を決められるか。
秋田はホームにいわきを迎える。前節は大宮に敗れ、6試合勝利がない。5点を奪われた守備の修正はもちろん、5試合連続でゴールのない攻撃陣が意地を見せたいところだ。いわきは藤枝を下し、4連勝と勢いに乗る。1得点・1アシストで勝利の立役者となった山口 大輝が今節も輝きを放てるか。
山形vs今治は11位と10位の対戦となる。山形は前節、大分に競り勝ち、5試合負けなしとした。加入後初ゴールをマークした寺山 翼が今節も結果を残せるか。今治は仙台に勝利し、5試合ぶりの白星を掴んでいる。2ゴールで勝利の立役者となったマルクス ヴィニシウスに今節もかかる期待は大きい。
山口はホームで磐田と対戦する。前節は熊本を撃破し、2連勝を達成した。今節勝利すれば残留圏に浮上する可能性もあるだけに、士気高くこの試合に臨むだろう。値千金の決勝点を挙げた河野 孝汰が再び大仕事をやってのけるか。磐田は長崎に勝利し、2連勝を達成。6位の仙台に1ポイント差に迫った。前回対戦で敗れた相手にリベンジを果たし、プレーオフ出場圏内への浮上を目指す。
19位に沈む富山はホームに鳥栖を迎える。今節敗れると降格が決定。引き分けても17位の熊本が引き分け以上で、勝利しても熊本が勝利し、16位の藤枝が引き分け以上で今季の18位以下が確定する。後のない状況のなか、出場機会を増やしてきたルーキーの亀田 歩夢に初ゴールは生まれるか。対する鳥栖は徳島と引き分け、2試合勝利がない。1-0で勝利した前回対戦で決勝点を挙げた西川 潤に今節も期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
札幌vs大分
愛媛vs長崎
仙台vs熊本
富山vs鳥栖
秋田vsいわき
山形vs今治
水戸vs大宮
千葉vs藤枝
山口vs磐田
徳島vs甲府




































