「次の試合に関しては自分たちの真価が問われる試合になる」。そう話す山口 智監督は自信過剰にはならずに、「負けているときも勝っているときも、常に自分たちを見つめながら謙虚にやり続けることが大きなテーマ。準備してきたものを試合当日にどれだけ出せるかというのは今までと変わりません」と気を引き締める。
湘南が迎え撃つのはC大阪。「攻守においてコンパクトで、まとまったチームで戦い方もハッキリしている」と山口監督は相手の印象を語る。
前節、C大阪は浦和に2-0で完封勝利。試合を振り返って、小菊 昭雄監督は「前半は非常に厳しい時間帯も続いたのですが、後半は少し守備の重心を前に、矢印を前にして、攻撃のビルドアップの立ち位置も全員で共有しました。選手たちは後半に素晴らしい内容で先制し、そして追加点と理想的な試合運びができました」と称えた。C大阪は2連勝を収め、5位へ浮上した。
「次の湘南戦に勝てば、優勝争いに加わっていける」。小菊監督は選手たちにそう伝えたという。「一つひとつしっかり準備して、これから上位争い、そして優勝争いをしていけるチームに全員で成長していきたい」と頂点を見据え、この試合に懸ける気持ちは大きい。
湘南としてはそんな相手にも勝利を収め、自分たちが上位へ食い込んでいくつもりで戦いたい。山口監督は前節をあらためて振り返って、「攻守において、みんなの準備が良くなってきた」と語る。中でも、川崎F戦で決めた3点目に関しては「すごく良いインターセプトの中でマイボールにして、優位性を生かすことができた。自分たちが目指しているディフェンスだった。奪い方が良ければ追い越す動きやスプリントするというのは当たり前の話なので、あれが良かった、悪かったということよりも点を取りにいくんだという気持ちで表現してくれたゴールになったと思います。目指しているところはそういうところなんだなと再認識した試合でした」と言う。
攻守両面に深く関わり、川崎F戦でフル出場を果たしたウイングバックの畑 大雅も同じように、「どのシーンもしっかりとした守備ができていた」とディフェンス面での手ごたえを口にしていた。そして、「僕らの奪いどころでしっかり奪ってショートカウンターを仕掛け、みんなで出ていけたことで追加点をたくさん取れた」とゴールラッシュの要因を続けて語る。
両者ともに3連勝を目指す一戦、良い守備から良い攻撃へつなげるのはどちらか。
[ 文:舞野 隼大 ]
