試合後にミヒャエル スキッベ監督が「昨季も今季も、最後の最後まで勝ちにいこうという姿勢がこのチームには植えつけられています」と誇ったチームは、5日に臨んだJリーグYBCルヴァンカップCグループ第3節・神戸戦で大量得点を奪取する。
鹿島戦からの先発変更は、U-21の先発枠で入れた越道 草太だけ。ミヒャエル スキッベ監督が勝利への強い意志を込めたメンバーで挑むと、佐々木 翔、満田 誠、川村 拓夢が得点を挙げていく中で、前半から越道も躍動して後半にはアシストをマークしてみせ、終盤には途中出場の大卒ルーキー・山﨑 大地がプロ初得点をゲット。狙っていた勝点3をつかみ取るとともに、神戸から多くの収穫を持ち帰った。
今節も中3日と準備期間は短いが、広島は最後まで活力にあふれたパフォーマンスを見せてくれるに違いない。
鳥栖も粘り強い戦いを見せている。前節・FC東京戦は0-0のまま突入した後半アディショナルタイムに、加入したばかりの河田 篤秀が相手GKのミスを突いて得点を挙げ、競り勝った。
約1カ月ぶりの勝利を収め、川井 健太監督は「選手たちが本当にハードワークしてくれて、われわれがどういうふうにフットボールするかというところを前半から示してくれたと思います。なかなかケガ人が多い状況なんですが、その中でも出た選手が鳥栖の代表というところで示してくれたんじゃないかなと思います」と、チーム全体の勝利だったことに頷き、5日のルヴァンカップAグループ第3節・磐田戦はチームの総力を発揮して勝利した。
6分にアンソニー アクムの来日初得点で先制するも、磐田に多くの時間で主導権を握られる苦しい展開となり、81分に同点に追いつかれる。それでも、アウェイで最後まで勝利を目指し、樺山 諒乃介の得点で勝ち越した。連勝した勢いを持ってエディオンスタジアム広島に乗り込んでくるに違いない。
今節、特に注目したいポイントは、途中出場する選手の活躍だ。広島はドウグラス ヴィエイラが好調で、エゼキエウも状態を上げてきている。鳥栖は個の力で違いを見せている樺山と、いきなり結果を出したストライカーの河田に期待が集まる。
広島と鳥栖の対戦は4試合引き分けが続いており、今節も接戦になりそうな予感がする中で、勝負を決める選手は現れるのか。最後まで目の離せない試合になることは間違いない。
[ 文:寺田 弘幸 ]