ホームの京都は10勝8分14敗の勝点38で、現在17位。前節は神戸と対戦し、2-3で敗れた。前半は相手の強さに圧倒されて2点を奪われる苦しい展開だったが、ハーフタイムに立て直して後半は反撃に出る。ラファエル エリアスとマルコ トゥーリオが豪快なミドルシュートを決めて同点に追いつき、試合の流れを取り返して終盤へと向かうも、セットプレーから決勝点を奪われた。これで2連敗となったが、優勝争いを繰り広げている神戸を相手に接戦を演じたという手ごたえもあった。
試合後、曺 貴裁監督も「(J1昇格後の)3年間で神戸さんを相手に、(後半は)ようやくあそこまで押し込める展開に持っていけた」とチームや選手の成長を評価している。同時に「チャンピオンを目指す、チャンピオンとしての誇りを持つチームとメンタリティーの差があることは、まだ否めない」ことも指摘している。昨季のJ1王者を相手に感じた収穫と課題をしっかりと受け止めて、残り6試合へ挑む。
アウェイの鳥栖は7勝5分21敗の勝点26で現在20位。前節はFC東京と対戦し、1-1で引き分けた。スコアレスで進む中、73分に右サイドからクロスを上げると、最後はシュートのこぼれ球をヴィキンタス スリヴカが押し込んで来日初得点をマーク。木谷 公亮監督就任後8試合目で初めて先制することに成功したが、終盤にCKからのこぼれ球を決められて、11試合ぶりの勝利とはならなかった。
試合後、木谷監督は「選手たちは90分間、今まで積み上げてきた部分とこの試合のために準備してきた部分をピッチの中でしっかりと出してくれた。1点を取ったあとにどうやって最後(試合を)終わらせるのか。そのへんが僕を含めて、少し足りなかった」と振り返っている。
両チームの前回対戦は6月に行われた第19節。鳥栖がマルセロ ヒアンの2得点などによりホームで3-0の勝利を収めている。
鳥栖は、そのマルセロ ヒアンが第27節・札幌戦で左大腿直筋損傷を負って離脱していたが戦列に戻っており、前節は6試合ぶりに先発復帰した。今節の結果次第(鳥栖が京都に負けて、湘南と柏が引き分け以上の場合)でJ1残留の可能性が消滅するだけに、是が非でも約4カ月前の再現を狙いたいところだ。
対する京都は当時の敗戦などを教訓として、夏以降は守備を立て直してきた。攻撃では夏の補強で加わったラファエル エリアスが大活躍。前節もゴールを決めて、Jリーグデビュー戦から10試合で10得点。驚異的な早さで2ケタゴールに到達している。そうした現在のチームの強みを今節のピッチでも体現して、前回対戦とは逆の結果をつかみにいく。
試合は14時キックオフ。天候だが、試合2日前の予報では雨が降る可能性がある。サンガSは全席が屋根で覆われており雨天時でも観戦しやすいが、ピッチに近い最前列付近のエリアは降水量や風向きによっては雨が斜めに吹き込んでくるかもしれない。現地観戦される方は念のためレインコートやポンチョ、荷物を雨から守るための大き目のビニール袋(ごみ袋など)を持参すると便利だ。
[ 文:雨堤 俊祐 ]

