広島は19日、ホームで行われたAFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)ラウンド16第2戦に臨み、ナムディン(ベトナム)に4-0で勝利。2戦合計スコアを7-0とし、ベスト8進出を決めた。ACL2初代王者をターゲットに定めて戦うチームは、3月に行われる準々決勝でシンガポールのセーラーズとベスト4を懸けて対戦することが決まった。
対する横浜FMは19日に中国で行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)リーグステージ最終節に臨み、上海海港に2-0で勝利した。首位でリーグステージを突破し、サウジアラビアでセントラル開催されるファイナルステージ進出を懸けて、3月に上海海港とホーム&アウェイで対戦する。
お互いにシーズンが開幕してからタイトなスケジュールを過ごしているが、ともにそれを乗り越えるタフさを備えているチームだ。
広島は2月8日のFUJIFILM SUPER CUP・神戸戦から公式戦4試合を戦い、全勝を収めている。目の前の試合を一つひとつ全力で勝ちにいくミヒャエル スキッベ監督のスタンスは今季も変わらず、キャプテンの佐々木 翔は19日のナムディン戦後、コンディションについて「何も問題ない」と話して、今後を見据えている。
「日程はハードですけど、しっかり休んでトレーニングして、良い準備をして試合に向かう。それくらいしか僕らができることはないですけど、それがすべてだと思うので、また回復してトレーニングして試合に臨みたいと思います」(佐々木 翔) このカードでも紫の選手たちはタフに戦い抜くはずだ。
スティーブ ホーランド監督が今季から指揮を執る横浜FMも好発進している。今年行われたACLEではしっかりと無失点に抑えて、2連勝中。新潟とのJ1開幕戦は26分に先制を許して難しい試合展開になったが、77分に挙げたエース・アンデルソン ロペスのゴールで引き分けに持ち込んでいる。19日の上海海港戦では新加入のサンディ ウォルシュと鈴木 冬一がスタメン出場して上々のプレーを見せ、チーム全体で前進することができている。帰国してすぐ広島に乗り込むタフな日程だが、チームの総合力を生かして高いパフォーマンスを見せていくだろう。
試合のポイントは途中出場の選手か。町田と対戦した前節で選手交代が効いて逆転勝ちを収めている広島は、大卒ルーキーの中村 草太がここまでの公式戦ですでに4得点を決める活躍を見せている。乗りに乗っている22歳のアタッカーをミヒャエル スキッベ監督監督がどういうシチュエーションで送り出していくのかは大きな見どころになる。横浜FMは5選手の外国籍枠をどう使っていき、どうやってチームのギアを上げていくのか。スティーブ ホーランド監督の采配にも注目していきたい。
[ 文:寺田 弘幸 ]
