広島はインターナショナルマッチウィークにJリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準決勝を戦い、横浜FCを相手に2試合合計4-1で勝利。3年ぶりのタイトル奪取に王手をかけた。天皇杯も4強に残っている広島は非常にタイトな日程の中で戦ってきたが、ミヒャエル スキッベ監督は多くの試合をチーム全員で戦ってきた充実感を口にする。
「代表ウィークに大会(ルヴァンカップ)があることは非常に良いことだと思っています。選手は誰しも試合に出たいと思っていますし、普段は出場機会がない選手たちが本当に頑張ってくれた結果が決勝進出につながっていると思います。ルヴァンカップだけではなく天皇杯もまだまだ続きますし、カップ戦にも力を入れてきた中で決勝に進めたことをうれしく思います」 主将の佐々木 翔も全員の力を強調した。
「チーム全員の力がないと良いトレーニングができませんし、必要じゃない選手は間違いなくいない。出ていない選手も含めてこのチームが成り立っている。だからこそ、このハードな日程を戦えていると思いますし、全員の力で決勝に来られたことは非常にうれしいですし、あとは結果を出すだけです」 カップ戦で結果を出しながらリーグ戦でもまだ優勝の望みを残している。残り5試合で首位・鹿島との勝点差は『7』。小さくない差だが、まだあきらめる必要のない差でもある。無論、広島は勝たなければ望みがつながらない状況にあるため、シンプルに考えればいい。そもそもミヒャエル スキッベ監督は星勘定をするようなタイプでもなく、今節のFC東京戦へのスタンスも不変だ。
「いつもどおりやるだけです。次のFC東京戦に勝ちにいく。それだけです」 FC東京は今季、難しい時期を過ごしてきた。一時は残留圏の18位に沈んだことを踏まえると、今節で勝てばJ1残留が確定する可能性がある状況にあることはポジティブ。9月に入ってから3連勝を飾り、前節・清水戦も1点ビハインドから佐藤 恵允が同点ゴールを決めて勝点1を積み上げた。今節も松橋 力蔵監督の下で積み上げてきたものをしっかりと発揮したい。
ポイントになるのは先制点だろう。清水戦後に松橋 力蔵監督が「前半で決めたかったなと。前半で決めることのできる可能性の高いゲームでしたし、決め切れなかったことが、今日のゲームに関しては大きかったです」と振り返っているとおり、先制のチャンスを決め切っていけるかは重要で、それは広島にも言えること。立ち上がりからゴール前で繰り広げられる攻防に注目していきたい。
[ 文:寺田 弘幸 ]
