ホームの川崎Fは、充実のプレシーズンを過ごした。守備の立て直しが最重要課題であったことを踏まえ、このオフには守備陣の即戦力を多く補強。GKには岡山からスベンド ブローダーセンを、CBには東京Vから谷口 栄斗を、SBには清水から山原 怜音を加えた。3人とも開幕スタメンもあり得る能力の高さとフィット感を見せており、早速のフロンターレデビューが見られるかもしれない。長谷部 茂利監督も「新しいチームに来てまだまだ未知数の部分もある」としながらも、「ベーシックなところはできる選手たちなのでそこは信頼できるし、プラスαでそれぞれの長所をどれだけ出せるか。期待はしています」と、早速信頼を寄せている。
守備面も含めたチームの仕上がりについても良い感触がある様子。今季も継続してキャプテンを務める脇坂 泰斗は、新体制1年目であった昨季と、2年目となる今季の違いをポジティブに捉える。
「シゲさん(長谷部 茂利監督)になって2年目で、昨季はお互いに探り探りでやっていたところは当然あるけど、それが2年目となり、選手もスタッフも要求レベルが上がり、練習やミーティングで明確に提示してくれているので、選手もどう頑張るのか、どうしたら試合に出られるのか、どうしたらチームのためになるのか、それが明確なぶん、競争も生まれていますし、トレーニングマッチでも良い成果は出ているし、課題も出ている」 Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuでお披露目といきたいところだ。
アウェイの柏も仕上がりは順調のようだ。開幕戦の1週間前に恒例の『ちばぎんカップ』を戦い、チームとしての完成度の高さを示した。昨季の主力はほとんどが残留しており、そこに大久保 智明や汰木 康也といったリカルド ロドリゲス監督の下でプレーした経験のある選手らを獲得。戦力的には間違いなく優勝候補である。
昨季、川崎Fとは公式戦で四度対戦しているが、アウェイでの2試合だけを見れば、リーグ戦は4-4と打ち合い、JリーグYBCルヴァンカッププライムラウンド準決勝第1戦は1-3と落とすなど、合計7失点喫している。アウェイから勝点3を持って帰るためには、リスク管理や攻守のバランスの徹底は大事になる。ボールをしっかりと握り、攻撃の時間を長くしていきながらも、昨季常にリーグ上位の得点数を誇った川崎Fの爆発力は頭に入れておきたい。
[ 文:須賀 大輔 ]


