昇格争いを繰り広げている磐田は前節、ホームで同じく昇格を争う徳島と対戦。前半だけで4ゴールを献上するなど、2点リードから逆転負けを喫した明治安田J2第31節・大宮戦に続いてホームでショッキングな敗戦を味わうことになった。自動昇格圏との勝点差は『10』に拡大。今節で敗れた場合、他会場の結果次第では自動昇格の可能性が途絶えてしまう状況だ。
一方の愛媛はさらに厳しい状況にある。
アウェイで行われた前節・いわき戦では先制を許した中、一時は同点に追いつく意地を見せたものの、相手のフィジカル攻勢に屈する形で勝ち越しを許して敗戦。この結果、残留圏との勝点差は『15』に広がり、数字上は残留の可能性を残しているが、それを実現するには非常に厳しい状況となった。
前回対戦の第19節では、試合を通してワンサイドで磐田が攻め立てる展開となり、磐田が4-0と圧勝。磐田としては今節もボール保持の時間が長くなることが予想されるが、気をつけたいのは守備面。ここ4戦のうち3戦で複数失点を喫している守備をいかに修正できるかがカギになる。
対する愛媛は前回対戦の反省を踏まえ、劣勢のターンを押し返す勇気と、チームとしての意思統一が求められる。夏に新戦力が加わったことで光明が見えつつある攻撃面での強みを生かし、乱打戦に持ち込むことで勝機を見いだしたい。
両チームにとって、今節はまさに背水の陣。文字どおり、死に物狂いの気迫あふれるプレーが見られるはずだ。
[ 文:松本 隆志 ]

