徳島はJ2・J3百年構想WEST-Aグループ地域リーグラウンド第1節・奈良戦で6-0の勝利。数字だけを見れば快勝だが、内容としてはビルドアップの不安定さや、無失点ながら自らのミスでピンチを迎えるなど課題は残った。とはいえ、得点力アップを掲げてプレシーズンを過ごしてきたチームとしてはでき過ぎとも言える結果。高木 友也はハットトリックを決め、百年構想リーグで初めてハットトリックを記録した選手として歴史に名を刻んだ。
また、特筆すべき活躍をしたのがトニー アンデルソン。ビルドアップでは最前線でも、自陣に下りてきた際にも起点になり、ボールを持てば展開やスルーパスで好機を作り出す存在感を示した上で、自らも得点を挙げた。今季からゲルト エンゲルス監督が指揮を執る“新生徳島”の軸になっていくことを確信させる活躍だった。
新潟は第1節・愛媛戦でマテウス モラエスが開始早々の3分に挙げたゴールが決勝点となって勝利。立ち上がりのエネルギーを効果的に生かし、ハイプレスをベースに愛媛へ襲いかかって流れをつかむと、鹿島から期限付き移籍で加入した佐藤 海宏の高精度の左足クロスから先制に成功する美しい流れだった。
しかし、疲労が見え始めてからは愛媛が主導権を握る。新潟としては狙いどおりの試合運びとはいえない展開を強いられたが、ここで大きな存在感を示した選手がいた。それが新加入のGKバウマン。194cmの長身を生かしたセービングで何度もピンチを救い、最終的にはシュート21本を浴びるスタッツになったが、無失点に封じて新潟を今季初勝利に導いた。
90分で勝敗がつかない場合はPK戦で決着をつける特別大会。通常のリーグ戦にはない見どころたくさんの試合をスタジアムで観戦しよう。
[ 文:柏原 敏 ]


